番長のコラム

2003年08月07日(木) 通夜の日

 一夜明ける。信じられないが、隣に寝ているのは親父。二度と目がさめることはない親父。物音がすると起きてきたような気がするが、それはない。いまだ信じることができない。
 挨拶をしても返事がない。額に手を置く。冷たい。昨日までの暖かさは微塵もない。これが現実。
 午前中に母、弟、妻とともに、親父を棺に入れる。棺に入った親父はどこか安らかに眠っている気がした。
 そして午後、私等と親父の兄弟とともに親父の棺が我が家を出る。親父にとってはしばしの外出。体は二度と我が家に戻ることはないが、明日には戻ってくる・・・。
 葬儀場に到着。ここからが忙しい。ほかの家族が元気だから当たり前だが、なにぶん喪主は初めて。何をしていいか分からない。葬儀屋の人に聞きながらうろうろする。その間にも、続々弔問する方が訪れる。本当にありがたいことである。親父もさぞかしびっくりしていたことだろう。
 通夜のセレモニーが終わり、親族とともに控え室で一晩過ごす。その間にも訃報を聞いた友人たちが訪れてくれた。みんな私を励ましてくれた。本当に持つべきものは友。元気を少しもらった気がした。
 親族とは一晩、酒を飲み交わしながら親父のことを偲ぶ。生まれてこの方、親族とこんなに話をすることがなかったし、いろいろな話を聞いた。しかし、いつの間にか眠気が襲ってきた。無理もない、昨日も寝ているようで寝ていないし、おとといも寝ていないのだから。親父ごめんよ。

 明日はいよいよ本葬儀。しっかりしなければ。


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