番長のコラム

2003年08月06日(水) 親父の死

 本日午前4時57分、わが親父が永眠しました。享年63歳。天国へと旅立つにはあまりにも早かったのですが、ガンと立派に戦い、勝利して旅立ちました。


 先日も容態が急変したあと持ち直していたし、つい数時間前にはたんを吸引するときに力強く抵抗していたから安心して自宅に帰っていた。しかし午前1時過ぎに病院から電話が入る。

「呼吸間隔が2分に1回くらいになり、脈は正常だが容態が変化している。」

 との一報。続いて午前3時過ぎに、

「呼吸間隔が倍に広がっている。危ない状況になっている。」

 と第二報。急遽母をたたき起こし、病院へ向かう。そして車中で第3報。

「脈も半分に落ちてきています。」

 祈る気持ちで病院に到着。そこにはぴくりとも動かない親父の姿が。まさかと思っていたが、その後大きな息を吸う。

「とりあえず間に合った。」

 でも予断は許さない。本当に呼吸が3、4分に1回の状態で、首筋の頚動脈が波打っていることで生きているのがやっとわかる状態。信じられない気持ちで母と2人で見守る。

 しかし、だんだんと首筋の波うちが小さくなっていく。呼吸もなくなっていく。そして波うちがなくなり静かにそのときを迎える。まるで僕らを待っていたかのように・・・。
 医師が到着し、確認。そして親父の終戦を告げる。言う言葉なんてあるわけない。ただあるのは悲しみのみ。


 弟がつい先日の父の日にプレゼントした寝巻きを親父に着せ、緩和ケア病棟のスタッフがささやかなお別れ会をしてくれたあと、家族とともに帰宅。約4ヶ月ぶりであった。

「親父、お帰り。帰ってきたよ。」

 ようやく、親父が常々言っていたとおり家に帰って来れた。しかしそこに喜びは全くない。

 親族、友人、葬儀屋に電話し、葬儀の話し合いをし、夜が更ける。悲しみにくれる余裕はない。立派に葬儀を挙げねば。

 でも、せっかく親父が久しぶりに帰ってきたのだから、今日は一緒に寝るとしよう。親父のそばで寝るなんて、いつ以来のことか。

 明日から大変な毎日が待っている。


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