SEO対策 のんべんだらり。

私次第。


何かが変わるも変わらないも、私次第。

・・・朝、出社してすぐに、どんな風にDさんと接するべきか迷った。

Dさんが私を傷つけたと、少なからず感じているであろうことは確かで、
私達が元の形(に近い形)に戻ることは、
私が普通どおりに彼に接しない限り有り得ない。

そりゃ、私だって昨日のことを「無かったこと」にはしたくないけど、
彼に気持ちを伝えて、彼がそれを受け止めてくれたことだけでも
よしとしよう。

・・・そう思って、普通に仕事をこなしていたら、外でDさんの声がした。


すぐに出て行くのは「いかにも待ってました」風で嫌だけれど、
かといって私がこのままオフィスに居たら、
Dさんは絶対会いにきてはくれないだろうっていうのは分かっていたから
頃合を見計らって外に出たら、Dさんが誰かと話をしていたので
私はそのまま彼に目配せをして通り過ぎた。

金庫のお金を集金して、戻る時にDさんが「ふぅ」とため息をついたので
『どうしたの?何かあった?』と声をかけたら
「いや、このコーヒーメーカーが故障多くて」と、Dさん。
『技術者、今日来るんじゃなかったっけ?』と私が聞くと
「そうなんだけど、どうなるかな」と、またため息。
『大変だね。早く直ると良いのにね』そう言って私が部屋に戻ろうとしたら
Dさんが私の部屋のドアを開けてくれた。
『ありがと』と、お礼を言うと、Dさんが私の肩を抱いて、
「また会えて嬉しいよ」って言った。

きっと「元の私」に会えて嬉しい、って意味なんだろうな。
うん。私も、また会えて嬉しい。

忙しく仕事をしていたので、それ以降Dさんと会う機会は無くて、
夕方になってやっと仕事を終えて、Dさんのオフィスに顔を出すと
「もう上がるの?こんな時間か、帰ろうか」と、Dさん。
『今日はどんな一日だった?』そう私が聞いたら
「うーん、忙しかったけど、でも良いこともあったよ」
『良いことって?』
「金曜日の野球のチケットが手に入りそうなんだ」
『本当に?良いなぁー!』
でも、そこで、はたと気付いた。
・・・誰と行くつもりなんだろ?

昨日の今日だから、私が一緒に行けると勘違いしたりはしないけど、
でも誰か他の人と行って私が置いてけぼりになるのは寂しい。

『誰と行くの?誰からのチケット?』
そう聞いたら、取引先、との答え。

・・・ますます、謎。
でも、Dさんに任せることにした。私を連れて行くのか、他の人を誘うのか。
私を選んでくれるのなら嬉しいけどね。

駐車場まで二人で歩いて、そのまま『じゃ、また明日ね』と別れた。
Dさんは最後まで私の顔を見て何か言いたそうだったけれど、
ここ最近毎日のように出かけているから、
今日くらいは早く家に帰って、家でご飯を食べるのも良いと思って、
私からは何も言わなかった。

もちろん、私が何も言わない以上、Dさんが何か言えるわけもなく。

うん、でもこんな夜があっても良い。


2007年05月30日(水)


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