前潟都窪の日記

2004年10月02日(土) 旅のノウハウ�押ΑΩ霓�

 旅に出て悩まされるのが観光バスの発着場で待ち構えている乞食である。中には片腕なかったり、片足ない人がこれみよがしに患部を晒して同情をひこうとしている。この光景をみる度に痛ましさを覚えるとともに折角の旅情が害されて憂鬱な気持ちになる。中にはいたいけな幼児に物乞いをさせている母親もいる。ついつい同情して小銭を与えたくなるものだが、最初の好意が仇になることが往々にしてありがちだから注意が必要である。一人に与えると雲霞の如き乞食の群れに取り囲まれてしまう虞れがあるからだ。
 更に、中国、タイ等には乞食産業というビジネスがあってこれを生業としている連中がいることを頭に入れておかなければならない。俗に乞食を三日やったらやみつきになると言われるくらい、乞食のほうが正業につくよりいい生活ができる国もまだ地球上にはあるということをしっかり頭にいれておく必要がある。
 乞食をみかけた時は安易な博愛心はもたないで視線をあわせないように無視するのが一番いい。考えようによっては安易な同情心が相手の厚生意欲を減じることに手助けすることにもなりかねない。旅をするときには好奇心とある意味で冷酷非情な気持ちをもたなければならないということである。


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