前潟都窪の日記

2004年09月06日(月) 【アパルトヘイトを廃止し逆差別の始まった国・・南アフリカ��】

 翌朝9時半にホテルを出てクラフトビレッジへ立ち寄りブッシュマン等の住居を見学したが生憎俄雨に遭遇したので写真もそこそこに土産物屋へ駆け込んで雨宿りをした この日はヘリコプターに乗って滝を空から見学する予定であったが、生憎大統領が視察に来訪するとのことで警備上の必要からヘリコプターの飛行が禁止され、取りやめとなってしまった。その代わりにアドバルーンに乗って上空から滝の見学をすることになったが、雨のためこれも中止になってしまった。今回の旅行で雨に邪魔されたのはここだけであった。

 このあとヴィクトリアフォールズ空港からヨハネスブルグ空港を経由してケープタウン空港まで機上の人となった。過半の時間が移動のために費やされた一日であった ケープタウンに到着したのは18時であったが、夏のためまだ日は高かった。出迎、えたガイドはベンさんという日本生まれの日系人で植物の名前に詳しい人であった。折からテーブルマウンテンには雲がかかり、あたかもテーブルクロスをかけた趣があった。

 バスで一回りケープタウン市内を見学してからホテルに入った。印象に残っているのはケープ・マレー・スケアと呼ばれる地域である。ここにはインドネシアからの移民が住んでいる地域でイスラム教信徒が多く、特色があるのはパステルカラーで町並みが華やかに彩られている光景であった。

 朝7時50分にホテルを出発してテーブル・マウンテンへ登った。



折からの快晴で空は抜けるように青くテーブルマウンテンの頂上台地を散策しながら眺める四囲の風景は絶景であった。特にライオンズヘッドやケープ岬先端間で伸びる山並みは印象に残る光景である。ケープタウン市街地の展望も素敵な光景である。



 この後、喜望峰 までドライブしたが途中、




ハウト湾より舟でシールアイライドの海豹を見学に行ったり、ボルダーズ・ビーチでペンギンやあざらしの棲息地を見学した。







 道々並木として植えられているユーカリの木に赤色や白色の花が咲いておりとても風情があった。ユーカリの花を見るのは初めての経験であった。またフィッシュ・ホーク・ギャレイで食べた生牡蠣は新鮮でとても美味しかった。

 ケープボイントの灯台まで山道を登り四囲に開ける雄大な景色を堪能した。

 再びケープタウンの市内へ戻り、ウォーターフロントのショッピング・モールでウインドウショッピングで時間を費やした。別に買い物があるわけでもないので与えられた時間を消化するのを持て余し、大道芸人が芸を披露するのを見て過ごした。

 今回の旅行の最後の晩餐をウォーターフロント内の洒落たレストランで食べたがイタリアレストランで魚料理であったのは嬉しかった。たまたま井上夫人の誕生日ということで店からケーキとキャンドルサービスがあり井上夫人の感激は極まり、晩餐会の雰囲気も大いに盛り上がった。

 日暮れまで時間があるのでウォーターフロント内を散策したら港の中にあざらしが集まっていて思わぬ光景に喜んだものである。

 暗くなるのを待ってシグナルポイントまでバスで登攀しケープタウンの夜景を見学した。ネオンサインが見当たらず、蝶々の羽の形で広がっている夜景はどこか函館を思い出させる光景であった。リオデジャネイロ、サイフランシスコと並んで世界の三大夜景であるとガイドのベンさんが言っていたがうべなるかなとの想いであった。

 夜景の見学を終えて市内へ戻ってくるとクリスマスのイルミネーションが華やかに点滅しておりこれも錦上花を添える光景であった。かくして南アフリカの旅は最後の時を迎えたのである。

 今日は南アフリカ最後の日である。朝9時にホテルを出発してカーステンボッシュ植物園へ行った。この植物園はテーブルマウンテンの南東斜面に広がる、敷地面積560haの世界でも有数の植物園である。南アフリカ産の植物の保護育成にあたるため南アフリカに育つ9000種類の植物が植えられ、その総数は20万本と言われている。

斜面に広がっているためだらだらと登っていく通路は散策にはよい運動ではあるが汗をかきやすい。折から快晴で雲一つなく照りつける太陽の日差しはきつい。木陰へはいると空気が乾燥しているだけに汗がサット引き心地よい。花壇に沢山夏の可憐な花が咲いていた。エリカの花だけは覚えたがその他の花の名前はメモしておかなかったので、その時は判ったつもりになっていたが、今ではもう思い出せない。旅行中メモをとることには心掛けているつもりでもこうして日記を整理しているとメモ帳のどこにも書いていないのでがっかりする。その時は億劫でも心してメモしなければならないとつくづく思った。

 温室へはいるのは蒸し暑いだろうからやめて、配給されたランチボックスを芝生へ持ち込んで食べた。握り飯二つと沢庵が入っており、大根と厚揚げの煮染めが美味しかった。腹は全然すいていないが、何せ10時半に配給されて荷物になるものだから早めに食べた。飛行機に乗ればまた機内サービスがある筈なので、全部食べてしまうと消化不良をおこしてしまいそうである。鶏肉のから揚げは腹にもたれるので捨てた味噌汁はインスタントの物であったが久しぶりに美味しかった。食後芝生の上で時間まで昼寝をした。傍らでは同室の武田さんが熱心にスケッチをしている。今回の旅行では武田さんには二つの刺激を与えられた。一つは暇さえあればスケッチブックを開いてスケッチすることと、朝必ず腹筋運動をすることの二つである。これは帰国したら見習いたいと思ったことである。

 このあと空港へ向かい、ケープタウン空港からヨハネスブルグへ向かった。途中窓から外の景色をつぶさに観察したら、荒蕪地の山脈を幾つか越えてヨハネスブルグ近くなったとき、田畑が丸く作られている光景を目撃した。アメリカのロスアンジェルス空港近くで見たのと同じ光景である。

 ヨハネスブルグ空港では2時間も出発が遅れてしまっい離陸は20時になってしまった。持参したコスモス文学の残りの部分を読むことに専念した。やがて香港向け南アフリカ航空の機上の人となった。

 同じ飛行機には中国人の団体が乗っており賑やかなことこの上もない。


 < 過去  INDEX  未来 >


前潟都窪 [MAIL]

My追加