| 2004年08月12日(木) |
【車社会の西海岸とグランドキャニオン・・アメリカ� � |
アメリカの旅 ラスベガス、グランドキャニオン、ハリウッド、サン・ディエゴ、ヨセミテ
1999年4月19日〜4月25日
機中で目が覚めると、窓から朝日がさしこんでおり、23年前初めてアメリカへ飛来した時発見して、とても印象の強かった真円形の田圃が何枚も眼下に俯瞰できて懐かしい。サンフランシスコの上空を通りすぎた辺りなのだろうか。赤みがかった黄色の真円形もある。今は冬枯れの影響が残っているため緑が少ないのだろうか、そうこうしているうちに景色が変わった。ラスベガス上空らしい。砂漠と禿山が続きやがてゴマ塩を撒いたような山に変わる。自然の脅威を感じる地球の肌の姿、形である。
ラスベガス空港に着陸し、土産物屋でブラック・ジャックの遊び方の講習を受けた後、19人乗りのプロペラ機に分乗して約1時間10分の飛行予定でグランドキャニオンへ向かった。大地が割れて不毛の渓谷 が広がっている。実に無辺広大である。飛行機が絶えず揺れるので、覚悟を決めてはいるが、大きく揺れる度に冷や汗が出る。ロッジへ入り汗を流した後、夕食前にブライトエンゼルポイントでサンセットを見た。断崖の凹凸をなす岩肌の陰影と光り輝く部分とのコントラストが実に綺麗だ。
翌朝四時半にモーニングコールがあり慌てて身支度をした。バスでポピーポイントまで行って日の出を待つが、四月だというのに冬の防寒コートで身を固めているにもかかわらず動かないので身震いする程寒い。20分程待つうちに東の空が次第に明るんできて、渓谷の岩や土の色が変化していくのが判る。今まで暗くて闇だった所へ岩が次第に形を現してき、空が次第に赤みを増してくるうちに朱色の太陽が顔を覗けた。裸眼では眩しくて見ていることができないがビデオカメラを通して眺めていると太陽が渓谷の上に刻々姿を大きくしていく様は実に感動的である。
グランド・キャニオンはアリゾナ州北西部にあり、コロラド川 がコロラド高原を浸食して出来た大峡谷で長さ450km、幅7〜30km、深さは所により1500mにも達する。断崖、緩斜面、岩棚等を作っていて、上部は石灰岩、砂岩、頁岩などの水成岩が走り、下部は花崗岩、変成岩からなる。地層毎に赤、茶、紫、黄、白、緑等様々な色彩を示し、朝日・夕日に照らされた光景は実に壮大である。地質的には、先カンブリア代(約46億年前〜約25億年前)から古生代(約5億7000万年前〜約2億4000万年前)にわたり、自然の地質博物館の感がある。
再び小さな飛行機で肝を冷やしながらラスベガス市内へ戻ってきた。今夜の泊まりは南国の樹木が生い茂るトロピカルホテルで市内の目抜き通りにある。館内にはスロットマシン が沢山並んでいるしブラックジャックやルーレットの台が所狭しと並んでそれぞれに人々がたむろしているので迷路のように位置関係が分かりにくい。
夕食後市内中央部のタワーに登り名物の夜景を見物した。見下ろすと起伏に乏しい砂漠の真只中の町であることがよく判る。街中均一に明かりがついて四方に広がっている光景は大自然と人間の戦いを偲ばせてえも言われぬ感動を覚えた。
夜10時から僅か5分間だけ行われるフリーモントストリートの蒲鉾型の大きな天井をスクリーンとするエクスペリアンスという多彩な光線のショーを群衆の中で見学した。潜水艦が遭難してこれをヘリコプターが救出するというストーリーであるが、海底の魚やら鳥賊等の生物が次々に出現し動き廻るなかなか迫力のあるショーであった。
ラスベガスは豪華で大規模な新しい高級ホテル がそれぞれにテーマを演出して、犇めきあっている時計のない歓楽の街である。ニューヨークの街並を模して自由の女神が佇立しているホテルやとんがり帽子の屋根が色とりどりに沢山ついたお伽の国のホテルとか黄金のライオンが館前に佇む全館緑一色で世界最大のグランドホテルやピラミッド型の建物にスフインクスを配したルクソールホテルなど見ているだけでも楽しい光景である。
ラスベガスからロスアンゼルスへ飛んだ。23年前にロスアンジェルスの高速道路を走っていた乗用車の洪水は大型車が過半で小型車はまだ少なかった。その時は、第一次オイルショック後3年になろうとしているのに流石、大資源国の車社会はスケールが違うな思ったものだが、今日見るアメリカの道路には大型乗用車は殆ど走っておらず、中小型車ばかりでしかも日本製が非常に多い。資源節約という地球的規模のキャンペーンが功を奏しつつあるのか、日本車の品質の信頼性と経済性のなせるところなのであろうか隔世の感がある。
マリリンモンローが葬られているウエストウッドの墓地へ行った。共同墓地の壁の一隅50センチ角内に往年の大スターが葬られていて、元夫のディマジオの死んだ今では花のとぎれることもあるらしい。栄枯盛衰を如実に実感させられる墓地であった。
西ハリウッドの街を通過するとき虹色の旗を掲げた一角を通過した。ここは同性愛者達が多く住む街である。カルフォルニアでは同性愛者同志の結婚が認められているし、子供のできない彼らは商店やレストランにとっては良い顧客なのだという。知的で有能な人が多く所得も高いのだからそういうことになるのだろう。それにしても倒錯した性に生きる人達とはどんなパーソナリテイーを備えているのであろうか。普通の風俗で衣装も話方も普通の男と変わらないというから不思議だ。
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