山形市内で夕食を頂いたのは「香味庵まるはち」。蔵の中が座敷に改造されていて、食事と場の雰囲気がとてもマッチしていた。徹底的に郷土料理にこだわり、海の幸も、その昔、山形に運ばれてきた時と同じ状態の料理が出る。加工調理品が普及する一方で、忘れられていく食文化やそれを育んだ風土。その喪失感に歯止めをかけ守り続ける。「香味庵まるはち」はそんな安心感と癒しをくれる。