嗚呼!米国駐在員。
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2006年06月14日(水) マックのセルフ注文システム

アメリカではファスト・フード業界で、客が自分で注文を入力するセルフ注文機が登場すると見られている。

マクドナルドやバーガーキング、サブウェイなどの大手チェーンは、銀行の現金自動預入支払機(ATM)や空港の自動チェックイン機、セルフサービスのガソリンスタンドなどにならい、顧客が機械に向かって自分で食べ物を注文し、支払いを行う無人キオスクをテスト中だ。
 
客は数カ国語で表示されたカラフルな写真入りメニューを見て商品を選び、自分で数を入力して注文する。注文は自動的にキッチンに送信され、機械から出てきたレシートと引き換えに出来上がった商品をカウンターで受け取る。

確かに、セルフ注文機の導入により、明らかに人件費の大幅な削減になり、言葉の壁が取り除かれるため注文の正確さが高まる。そして何よりも、日本人からすれば、ガムを噛みながらなめきった態度で接客されるストレスがなくなるのはいい。どうせ、いつ作られたのかもわからないハンバーガーを食わされるならば、どうでもいいカウンターサービスは不要だ。顧客層も若い世代が多いから、セルフ注文機に対する抵抗感は無いであろう。是非とも導入を加速して欲しい。

ファスト・フード業界では、2015年までに現在より180万人多くの労働者が必要になる見込みで、労働者の奪い合いになる可能性があるため、人手不足を技術革新で埋め合わせる必要が出てくる。それが表向きの理由だが、過当競争による人件費削減というのが本音だろう。


日本ではどうかな?というセルフ注文システムだが、アメリカ発祥のサービスは意外に多く日本で導入されている。そして、日本は荒削りのアメリカシステムを改良するのは天下一品だ。

日本マクドナルドのスマイル接客が消える日も近いのだろうか。


Kyosuke