嗚呼!米国駐在員。
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| 2004年07月13日(火) |
ガソリン代節約! 燃費のいい走り方 |
1ヶ月ほど前に愛車のアメ車ピックアップトラックでは、燃費が表示出来ることに気がついた。 通常の表示だと、1ガロンあたりのマイル数が表示されるが、モードを変えると、リッターあたり何キロ走るかが表示される。日本人としてはやはりリッターあたりの数字の方がピンとくるのだけど、やっぱりアメリカにいる以上はガロンとマイルに慣れなあかん、と、おかしな義務感を感じて通常の表示にしているのだが。
愛車のピックアップトラックは、5.8LのV8。360馬力という化け物なので、当然ガソリンを食ってしょうがない。ちなみにこれをアメリカ人は、Drink a Gas A Lot !!と言う。 最初はガロン12マイル、つまりリッター約5キロという燃費であった。
ここから、燃費向上計画を密かに作って、如何に高燃費で走れるか、を研究した。何せ、走っている最中にその瞬間の燃費が出てくるので、ダイレクトに走り方の結果が出てくるのが有難い。
その結果、次のことが分かった。
1)やっぱり踏み込む(特に信号が青になったとき)と、燃費が落ちる。回転数を急に上げてはいけない。とにかくアクセルはゆっくり徐々に踏むべし。 こちらの新聞では、足の裏とアクセルの間に生卵があると想定し、卵を割らない意識で踏め、と書いてあった記事があったが、まさにその通り。
2)50−60マイル(80キロ〜100キロ)を1800回転程度で安定的に走ると、異様に燃費がよくなる。クルーズコントロールを使うのは効果大。 特にハイウェイではハイオクの方が燃費がグッと良くなる。
3)急ブレーキも燃費が悪くなる。ブレーキもアクセルと一緒でそろりそろりと。その為には車間距離をしっかり取ることが大事。
4)アクセルを踏んでは外し、しばらく惰性で走らせる。これをすると、やっぱり燃費は上がる。
こうして走ると、12マイルだった燃費も平均ガロン16マイル(リッター約7キロ)くらいまで上がった。明らかにガソリン代の支払いが減った。しかも、上記を実行すれば、このうえなく安全運転である。たいたい自分がのろいので、前が遅くてもイライラしない。
ガソリンが高騰しているこの時代、安全運転を推奨するには、この燃費表示を全車種のスピードメーターの横に取り付ければいいのではないか。そうすれば、急ブレーキ、急発進は数字がガクッと落ちる、つまりガソリンを食っているのがすぐ分かるので、誰もがゆっくり運転するようになるのではないか、と思う。日本車ではこんな表示がついているとは聞いたことがないのだけど、最近の車はついているのだろうか。
ただ、後ろを走る車は、ただでさえデカくて邪魔なピックアップがノロノロ走っているので相当うっとうしい事だろう。だいたい、そもそも日本にはないパワーに惹かれて買ったトラックなのに、こんな走り方ばかりでは車も可哀想である。
という訳で、あまり気にしないようにしているのだが、やっぱり目の前に数字がピコピコ出てくると、それはそれで気になってしまってなかなかアクセルが思い切って踏めなくなってしまった。
良かったのか? 悪かったのか?
Kyosuke
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