嗚呼!米国駐在員。
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| 2004年06月25日(金) |
松井稼が受けたブーイング / 歯医者 |
今日はやけに寒い1日。上着がないと厳しいくらいだ。 朝一番で歯医者へ行く。待合室においてある週刊朝日を見るのは楽しみなのだけど、いつもすぐに呼ばれてしまう。せめて10分くらいは読みたい、と思うのだけど、そういう時に限ってうまくいかないものだ。 週刊誌っていうのも、あればあったで読みたくなるんだけど、わざわざ日本人向け本屋まで行って500円以上出して買いたいかっていうとそうでもない。駐在員へのお土産には、機内で読んでしまった週刊誌なんて渡すと喜ばれると思う。
そういえば、一足先に横に座っていたアメリカ人の女性患者が呼ばれたのだが、ドクターが出迎えてくるなり「久しぶり! 元気かい!!調子はどう!?」と大声で言って握手をしていた。へえ〜、たかだか歯医者の治療に来た人にここまでするんかね。ありゃ、まるで何十年振りかに会った親友同士を思わせるような光景だ。
アメリカ人は歯が命。 こちらの歯医者は見た目にもこだわってくれるのでうれしい。この1年で、かなり自分の歯もキレイになった気がする。その分料金も高いのだが、色んな選択肢を与えられて自分で選んだのだから納得済みである。欲をいえば、もっといじってもらってキレイにして欲しい歯もあるのだが、ひとまず悪い所は治ったのでこれでおしまい、と言われてしまった。
昨日はメッツの試合をテレビ観戦。 同点の9回裏1死1,3塁というサヨナラの絶好のチャンスで打席は松井稼。見ているこちらがはらはらしたシーン。 でもノースリーから最後はワンバウンドのボールを振らされて三振。バットにあてて転がせば点が入ったような展開だったのに、手も足も出なく何も出来なかった松井に対して、地元だというのに観客からの容赦ないブーイングがすごかった。日本ではこんなシーン、こんな光景(ブーイング)もちゃんと放映しているのだろうか。次の打席に入る前にも、大きなブーイングでだった。 このブーイング、日本では聞いたことないが、メジャーの球場で直接聞いてみると下手なヤジよりもかなり威圧感がある。当然、松井の耳にも届いているはずである。こちらのファンは味方でも容赦がない。
松井は、打席で終始落ち着きなくガムを噛んでいたが、日本で見たときのような打ちそうな雰囲気がなかったような気がした。厳しい現実にぶつかっているのか。相次ぐ日本人選手の活躍の中で、入団前から騒がれていた選手だけに、それだけ回りの期待も大きいのだろう。 先ほど速報を見ると、今日のレッズ戦で松井は出場機会がなく、日本の西武時代から続いていた連続試合出場は「1213」で途切れたようだ。西武で1143試合、メッツで70試合続いた出場が止まった。ここ5試合は22打数2安打じゃあ、しょうがないか。 新たな気持ちで頑張って欲しいものだ。
Kyosuke
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