嗚呼!米国駐在員。
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| 2004年06月17日(木) |
スチュワーデスは初フライト |
朝のフライトでネブラスカ(OMAHA)出張。日帰りで戻って夜10時。 こう飛行機ばかり乗っていると、たいして動いていなくても疲労が蓄積するのが実感できる。試合の度に長距離移動ばかりのメジャーリーガーの体力には、今更ながら驚くばかりである。もっとも、何億も稼ぐ彼らと1サラリーマンと比較することすら見当違いなんだけど。はは。
飛行機は少し小さめの片側2席ずつ。隣のおじいちゃんが、こちらの読んでいる日本の本を指して、「君は学生さんか?難しい文字だな」と言ってきた。「学生じゃなくてもう働いてますよ、この本は日本語です。僕も日本人なんですよ」と返事をするが、「JAPAN」という単語が通じていなかったようだ。こちらの発音がお粗末なのか、それとも単に日本を知らないだけなのか。 その後も話をするのだけど、どうもこちらの言っている事が伝わらないようだ。あまりに反応がなくて、「何だって??」という表情が続くと、こちらもますます自信がなくなってくる。
そうこうしているとスチュワーデスが来て、飲み物の注文を聞く。おじいちゃんは答える。「えっ?何じゃって?」 3度繰り返してやっと通じた。単に耳が悪かっただけのようだ。 飛行機を降りるときに、「君は若くて格好いい男だな」と言ってくれた。 実にいい人である。
そうそう、この飛行機でスチュワーデスの女性が初フライトだったようで、飛行前に機長から機内アナウンスで紹介を受けて乗客は拍手。 彼女は前で手を振ってそれに答える。仕事振りも丁寧。ドリンクの注文も、顔を近づけてしっかり聞き取ろうとするので、こちらはドキマギしてしまった。
着陸直後に彼女がマイクを手に取って、「今回は私の初フライトで、お見苦しい所もあったかもしれませんが、皆さんどうも有難うございました」と挨拶。なかなか堂々としていたな。 今の気持ちを忘れずに。周りの先輩に染まって、客を客とも思わないデブのおばさんスチュワーデスにならないよう、祈るばかりである.
Kyosuke
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