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秩序と混沌。 目次。|過去。|未来。
疲れきって胸痛発生させながら居室に戻り、 すぐ行かねばならぬ仕事の前にメルチェック。 上司から、メル。 意訳すると 『(伏字)さんがもうすぐ暇になるから (マイイケメン)の仕事譲ったらどう?』 て。 しばし呆然。 正気に戻り、少し考え、意を決す。 彼の仕事は渡さねぇ。 絶対に。 普通の同僚ならまだしも、あのバカ女になんか、 絶対に。 そこからは必死。もぉ必死。 元御主人様&御主人様1号まで勝手に巻き込み 彼の説得工作にかかる。 今から思えば見苦しいくらい。 何が何でも仕事を渡したくない気迫が伝わったのか、 「僕は、時間が掛かっても確実な方がいいです」 という答えを得る。 確実さなら絶対あの女には負けねぇ。 更に上司の説得に掛かる。 7月から溜め続けた怒りも含め、浅ましい勢いで 「絶対仕事は渡さねぇ」(意訳)と言い続ける。 上司が根負けしたのか、本心を吐露。 ぶっちゃけ、自分もアレの不適応っぷりには困っていると。 何だよ独りで(愚痴を撒き散らしつつ)悩んでたアタシはナニと 拍子抜けし、 二人して『まぁもう少しの辛抱だからね』と丸く収まりつつ 彼の仕事は私でイイと念押し。 ほっとして、折り返し彼に報告。 担当が私に確定したことに何だかびっくりしていたが 再び『ゆっくりでも、確実に』と望まれ、 一件落着。 自分で言うのもなんだが、わし、頑張った。 1年前にやりかけの仕事奪われた時には 『まぁ上の命令なら』と自我を押し殺したが 今回はそうはいかねぇ。 下手すりゃ私が会社に残った理由やら何やらぶち壊すことになる。 4年は待って、やっと巡ってきたチャンスだ。 絶対逃がさねぇ。 1回目の彼への電話の後、こっそり泣いた。 緊張の糸が切れたり、 仕事への執念を初めて示してしまったり、 同僚でありながらバカ女の立ち直る機会を奪ったりと、 現実では温厚なフリをしている自分が あまりにも強く自分の願いを口にしてしまったことで 素晴らしく落ち込んだらしい。 その電話の内容やら鼻水すすってる音やら 全部お局様に聞かれてしまった。 明日会社で会うのがちと恥ずかしい。 なだめられたり勇気付けられたりで 彼に惚れ直したなんて秘密だ。
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