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秩序と混沌。 目次。|過去。|未来。
約束の時間は8時半、始業時刻。 鐘が鳴ってから少しして、彼はやって来た。 その姿をドアの向こうに見た瞬間、怪訝な顔をしていたであろう自分。 今から思えばその表情が彼を不安にしたのかもしれない。 顔を曇らせ、声を掛け辛そうにしている。 「どうも…お元気ですか?」 「やっ、あたしは大丈夫ですけど…痩せました?」 彼の頬がこけていた。 元から細かった彼、角度によってはもうゲッソリ。 うっわヤバいよこの人疲れきってるよ、みたいな。 大まかな原因はすぐに察しがつく。 仕事の説明をされた後、実物関連で移動。 道すがらに雑談。 「いやー(御主人様1号)や(元御主人様3号)がこっち来て (ピー)さんと話してると癒されるってー」 褒め言葉を聞き流すのは得意なので まぁお世辞でもそう言われりゃ遣り甲斐あるわと一瞬思ったが 他所様はさておき、貴方はどうなのか。 殺伐としているらしい向こうより こじんまりしたこっちがずっと良いのだろうが そこに私の存在が絡まったとき、どう感じるのか。 嫌なのか、何も無いのか、それとも。(痛) 更に雑談。 「今どんな仕事してるんですか?」 「(中略)そんな僕も素敵でしょう?」 「んー…かっこいいですよねぇ」 「(絶句)」 「仕事してる後ろ姿って、かっこいいものじゃないですか?」 「…幻想ですよ」 「そうですか?」 どう思うか問われ、正直に答えた私がバカなのか。 彼は冗談のつもりで言ったのかもしれないけれども それを否定できるほど、私は貴方に無関心じゃない。 空気が痛くてとっさに一般論にすげ替えてみたつもりだが 墓穴だったのだろうか。 別に私は本心が知れてしまっても構わない。 だからといって彼との関係が変な方に向かうなんて ありえないし。 移動先で彼の知り合いに出会う。 すらすらと会話している彼。 やっぱり私は単なる仕事道具であって、それ以上じゃない。 とりあえず『ストレスで3キロ痩せました』なんて発言を盗み聞き、 推察が当たったことを独り喜ぶ。 いや、彼の置かれている状況は決して喜ばしくないんだけど。 去り際。 「じゃ、よろしくー」 「はい…ほんと、お元気で」 返事はあっただろうか、無かったような記憶が。 全然あたしのこと眼中に無いなぁと苦笑しつつ 居室に戻り、仕事に戻る。 ◆ ってかライヴでハイになってる場合じゃなかったよー ・仕事に関することで親会社の方とプチ言い合い ・御主人様2号の作業で失敗&過去の成果にミス発見 へーこーむー(お前の所為だろ)
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