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秩序と混沌。 目次。|過去。|未来。
翌日。 とりあえず平穏。 『時間がかかっても、確実に』を心に留め、 のびのび仕事をする。 何事も無い、単純作業。 この程度だったらあの女でも出来たかな、と少し思う。 昨日はちょっとムキになり過ぎたか、とも。 でも、自分のしている仕事が大切な人の為であるというのは こんなにも喜ばしいものなんだろうか。 必死になって獲得した仕事、妙に作業が慎重になる。 あれだけの勢いを持って『私がやります』と言った以上、 失敗は決して許されない。 午後、御主人様1号が遊びにいらしたので、 昨日の悪影響が及ばなかったか探りを入れる。 と、彼は 「(あの女)と仕事をしたことはあるんですか?」と 聞いてきただけだったという。 さすがアタシの惚れた男、行動が慎重&口が堅い。 本当の被害者の意見じゃないと、信用しないというわけだ。 広義ではアタシも被害者だが、 狭義ではあの女に仕事を頼んでしまった元御主人様だけ。 元御主人様への探りは何だか気恥ずかしくて出来なかったので あの女に対して彼がどんな判断を下したか (まぁケリついたって報告したから何も考えてないかもしれんけど) 真相は真っ暗闇の中。 私のことを、同僚を裏切る卑怯な人間と思っているだろうか。 同僚の成長を妨げる、管理能力の無い人間だと思っているだろうか。 他人の同意を求め続ける、決断力の無い人間だと思っているだろうか。 全て正解ではあるのだが、 私が超個人的に彼と離れたくなかったからだけでなく、 あの女に仕事任せたら確実に彼が酷い目に合うって判断したから 必死で止めたんだ。 …もぉいいか、済んでしまったことだ。 彼にどう思われてしまっても、私なら確実な成果を出せる。 それでいいや。 彼からメルが来た。 3行だけ。 意訳すると『今日初日だったけどどうだった?』て。 最後の一文、『色々とお疲れ様です』。 ・・・ 何だろうなぁ。 何だか心配されてるなぁってのは判る気がするんだけど。 妄想かなぁ。 返信した。 進捗状況と、昨日のお礼。 意訳すると 『背中押して頂いたお陰で上司に言いたいこと言えました』て。 言っちゃいけないことはバレてないだろうか。 まだ私は彼と普通の、仕事相手でいられているだろうか。 嫌われてなければ十分なんだけど、さ。
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