加藤のメモ的日記
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| 2014年12月20日(土) |
自公大勝 3分の2維持 |
アベノミクス継続 民主党海江田氏は落選 投票率は戦後最低 523%前後
第47回参院選は12月14日投開票され、自民、公明両党は公示前の勢力を上回る326議席を獲得し、大勝した。自公で定数の3分の2を超え、自民単独で291議席を確保した。安倍首相は長期政権への足場を固め、アベノミクスを継続させる。憲法改正にも意欲を示した。73議席にとどまった民主党は海江田代表が落選し代表選が行なわれる。維新の党は横ばいで、共産党は前回8議席から21議席へと躍進した。小選挙区制の投票率は朝日新聞の推計では戦後最低の前回59.32%を下回り、52%前後になる見通し。
自民党は、開票序盤から各地の小選挙区や比例区で次々と当選を決めた。単独で291議席を得たが、前回衆院選で獲得した294には届かなかった。沖縄の4小選挙区ではほぼ全敗。現職閣僚では西川農林水産省が小選挙区で落選した。公明は前回を上回る35議席に達し、小選挙区に立てた前職9人も全員当選した。前回衆院選と同様、自公両党で衆院3分の2を上回る議席を維持した。自公は参院選で過半数を確保しているが、仮に参院で法案否決されても、衆院の再議決で成立させることができる。
民主党の海江田万里代表は東京1区で敗れ、比例東京ブロックでも復活当選しなかった。海江田氏は12月15日午後に記者会見し辞任を表明する。同党は近く、代表選を実施して公認を選ぶ。民主は73議席を得たが、2代政党としての失地回復は果たせなかった。今回は維新、次世代、生活、社民の各党と小選挙区での候補者調整を進めた。だが、一本化した小選挙区の多くで与党に敗れた。維新は公示前勢力の42議席から横ばいの41にとどまり、次世代は2議席で壊滅的敗北となった。生活の党も2議席にとどまった。
共産党躍進 21議席に
ほぼ全ての小選挙区に候補者を立てた共産党は、小選挙区で1996年以来の議席を獲得し、公示前の勢力の8議席から倍増させ、21議席を確保した。社民党は低迷から抜け出せなかった。
『週刊朝日』12.15
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