加藤のメモ的日記
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2013年09月22日(日) ピッチャーに専念すれば

大谷 ピッチャーに専念すれば

野球解説者の江本氏は、将来に対するこんな不安を指摘する。「藤浪には、これ以上の進歩はないかな、と。ファーム、変化球とも、今やっているのが精いっぱいで、伸びしろがないのでは…。9回を投げ切る完投能力もありませんしね」一方、二刀流の影響もあり、成績上では藤浪に劣るものの、潜在能力の高さから、大谷を”マー君二世”に推す声は大きい。

野球評論家の橋本氏が言う。「野手もできるというポテンシャルの高さから、大谷に将来への可能性を感じます。潜在的な力が、まだまだあるような気がする。ピッチャーに専念したら、どれだけのプラスαがあるのか、期待せずにはいられません」

江本氏も大谷の潜在能力を高く評価する一人。ただし、それには、「ピッチャーに専念すれば」という注釈がつく。「そうすれば、大谷が田中の跡目を継ぐでしょう。ローテーションをしっかりきっちり調整していけば、大谷の方が可能性を秘めています。足りないのはスタミナだけですよ」

江本氏の言う”スタミナ”とは、先発ピッチャーとして、試合を背負って一人で投げ切る力。いわば、”エースの器”がそこに問われるわけだ。「球数に左右されず、9回を投げ切れるスタミナがなければ、田中の後継者とはいえません」大谷、藤浪ともに、1年目の田中に敵わないのがこのスタミナだ。「田中が1年目に完投した試合が4試合もあるのに対して、藤浪はまだ1試合も完投していないのは明らかに体力不足。高卒ルーキーとは思えない体力で、当時の野村監督に、”完投は当たり前”と言わしめた田中とは対照的です」(スポーツ紙記者)

大谷の場合、二刀流の弊害がここに出ているとの見方が強い。「単純に言えば、走り込みに投げ込みと、本来、ピッチャーがやるべき練習に割ける時間が半分しかないわけです。ピッチャーには、試合でしか身につけられない、勝負どころにおける”馬力”のようなものが必要であり、その点では、今は藤浪がリードしています。ピッチャーに専念すれば、大谷の才能は一気に開花するんですが…」(前出デスク)

真の”神の子後継者”は大谷か、藤浪か。若武者二人が歩む”エースへの道”に注目したい。



『週刊文春』


加藤  |MAIL