加藤のメモ的日記
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韓国大使、橋下発言に「貧弱な人権意識」
今月末に離任する韓国の甲ガク秀大使(58)が5月15日、東京都内の日本記者クラブで会見した。歴史認識などをめぐり日韓関係の緊張が高まる中、甲大使は、橋下徹・大阪市長の慰安婦問題に関する発言などを厳しく批判した。
甲大使は、戦時中の旧日本軍慰安婦を「必要だった」などとした橋本市長の発言について「日本の指導的な政治家の歴史認識や女性の人権に対する意識が、こんなに貧弱なのかと失望した」と語気を強めた。そのうえで、「日本の新聞の投稿欄や社説を読めば、良識ある市民たちが、橋下発言をどう受け止めているかわかる」とし「今回の件は、一般国民の考えとかけ離れた歴史認識を持つ政治家が、慰安婦の苦痛や、女性の人権といった問題について、もう一度よく考える機会になればいい」と述べた。
さらに甲大使は、日本には「気配り」といういい言葉があるとし、「気配り大切にして被害者の心を癒すように接してほしい」と日本側に注文した。また、植民地支配や侵略の現実を知らない若い世代に対しては、近現代に重点を置いた歴史教育が重要だ、と強調した。
『朝日新聞』5.16
米政府 橋下発言に言語道断で侮辱的
米政府は5月16日、戦時中の旧日本軍の慰安婦を「必要だった」などとした日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長による一連の発言について、「発言は言語道断で侮辱的なものだ」などと厳しく批判するコメントを朝日新聞に寄せた。
橋下氏のこれまでの発言
米政府の公式な立場を示したものとみられ、米当局者が同盟国である日本の政治家に対し、こうした態度を示すのは極めて異例だ。さらにこの当局者は従軍慰安婦について、「戦時中、性的な目的のために連れて行かれた女性たちに起きたことは、嘆かわしく、明らかに深刻な人権侵害で重大な問題だ」との考えを示し、従来の米政府の立場を改めて強調した。
橋下氏は6月に訪米を予定しているが、当局者は「橋下氏のこうした発言を踏まえると、面会したいと思う人がいるかどうかはわからない」とも述べ、要人との会談はできないとの認識を示した。今回、当局者がこれまでにない厳しい言葉で非難したことは、橋下市長の発言の推移を見極めたうえで、なお米政府が苛立っていることの表れとみられる。
橋下氏は5月13日、記者団に「銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で、命がけで走っていく時に、どこかで休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのは誰だってわかる」と発言した。米軍の司令官と沖縄で面会した際、「もっと風俗業を活用してほしい」といったら、司令官は凍りついた表情をしていた、ということも明らかにした。
これに対し、米国防総省報道担当官が「馬鹿げている、我々のポリシ−や価値観からかけ離れている」などと批判した。こうした事態を受け、橋下氏は5月16日に「誤解で傷ついた方がいらっしゃるんであれば、大変申し訳ないと思う」と述べた。ただ、慰安婦問題については「日本だけが慰安婦の強制連行をしたと外国から見られているが、本当に強制連行があったのかどうか、日本の公式見解は曖昧曖昧で、世界中から不当に侮辱を受けている」などと持論を繰り返した。
『朝日新聞』 5.17
橋下氏が米政府に反論
「自分たちが何をしたか直視を」橋下氏が米批判に反論
日本維新の会の共同代表の橋下徹大阪市長は17日夕方、第二次世界大戦中の慰安婦制度をめぐる自らの発言を、米政府当局者が批判したことに対し、「慰安婦制度を容認することは一度も言っていない」と改めて強調した。そのうえで「日本も悪かったが、米国も自分たちが何をやっていたのか直視してもらいたい」と反論した。市役所で記者団の質問に答えた。
橋下氏は「米国が沖縄を占領中に、現地の女性を活用したのは厳然たる事実。米国はそのことを知らなさすぎる」と批判し、「一方的に日本だけを外交戦争のなかで『性奴隷を活用していた』という批判はアンフェアだ」と持論を述べた。
自身の発言による日米関係の影響について問われると、「何もない。日本だけが侮蔑を受けて、なぜ異議を申し立てないのか」と不満を口にしたが、「米国とは同じ価値観を持って未来志向で歩んでいきたい」とも述べ、関係改善への意向も示した。
『産経新聞』 5.17
橋下氏が報道批判、ぶら下がり取材を拒否宣言
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は5月17日、いわゆる従軍慰安婦問題について橋下氏が「当時は必要だった」と発言した問題を報じたメディアに対し、「大誤報をやられた」と批判した。一連の発言の真意を確認しようとする記者団に、「一言一句、確認しろというなら、取材対応をやめます」と話を打ち切った。今後、立ち止まって質問に答える「ぶら下がり取材」に応じない考えを示した。
橋下氏は5月13日、「銃弾の飛び交う場で命がけで走っていく時に、猛者集団、精神的に高ぶる集団をやっぱりどこまで休憩じゃないけど、そういうことをさせてあげようと思ったら、慰安婦制度は必要なのはわかる」などと発言した。国内外のメディアに広く取り上げられ、「女性蔑視をしている」などと批判が相次いでいた。
当時の慰安婦制度を「必要」とした発言ついて、橋下氏は「僕が慰安婦制度を必要だと思っているとか、容認しているとかではなく、世界各国の軍隊が女性の活用を必要としていた」と釈明した。「きちんと英語で伝わらなかったことは僕の表現不足。僕が必要だと思っていた、と訳すのはやめてほしい」と述べた。
「必要」という言葉の解釈をめぐり、記者団がさらに質問すると、橋下氏は「揚げ足を取るのではなく、文脈でしっかりと判断してほしい。一言一句全部チェックしろというなら、明日からぶら下がり取材はやめましょう」と質問を遮って立ち去った。
『読売新聞』 5.18
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