加藤のメモ的日記
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2013年01月31日(木) 老人漂流社会・幸せとは何か 

社会のお荷物なのか

超高齢社会ニッポン。その足元で何が起きているのか。NHKの取材班が目をつけたのは、「死に場所」を持てない一人暮らしの高齢者たちだった。1月20日放送のNHKスペシャル「終の住処はどこに 老人漂流社会」。社会の底辺で起きている異変をあぶり出した。

番組冒頭、路上に倒れ込んだ高齢の女性が映し出された。自治体にいわれるまま、施設や病院を転々とする男性。番組は、コツコツと地道に生きて生きた高齢者が、人生の最後に居場所を求めて「漂流」しなければならない現実を密着ルポで描く。漂流先の一つが無料宿泊施設である。本来はホームレスなどを保護するための施設である。3畳1間で3食付いて月14万3000円。仲介する自治体は生活保護で支払いを保証して高齢者を受け入れてもらっている。

動脈瘤で入院した後、衰弱し一人暮らしが続かなくなった男性。妻を亡くした後、同居の息子も病で倒れ、やむなくここに。81歳で亡くなってようやく「漂流」が止まり、子供たちと会うことができた。取材した原ディレクター(31)は、「子供や周りに迷惑をかけたくない」と皆さんおっしゃいます。子供も余裕がなくて…。亡くならないと子供に会えないのは悲劇です」

高野ディレクター(41)は、日本の成長を支えてきた人たちの老後がこうなのかと…」。番組は、こうした背景に一人暮らしができなくなった高齢者の受け皿が決定的に不足していること、国の方針で長期入院できるベッドが減らされ(5年後には介護型を全廃)、特別養護老人ホームの待機者が40万人を越えていることを指摘する。

企画したのは「ワーキングプア」や「無縁社会」のシリーズを手がけた坂崎プロデューサー(42)。きっかけは2011年秋、特報首都圏のチームにいたときに起きた新宿の木賃アパートの火災だった。居住者は独居老人ばかりで23人の大半が生活保護受給者。「高野ディレクターと『これも無縁社会だよね』と議論して…」関心のあるディレクターが集まり、取材開始。「クローズアップ現代」や「おはよう日本」で特集を組みながらテーマを育ててきました。その集大成ともいえる番組のキャッチコピーは「歳をとることは罪なのか」。

坂垣さんは「経済合理主義が徹底して、生産能力のないものは不要という風潮がはびこっています。その中で、高齢者はお荷物になっていると感じながら生きざるを得ない息苦しさがあります。支える側が『迷惑をかけちゃいけない』って思わせていると思うんです。高齢者の苦しみを我がことと考えて、それぞれがやれることを…。世の中が動くまで、しつこく訴え続けたいと思っています」

『週刊新潮』12.2


幸せとは何か

ボクは10歳のときに腎臓病を患い、大学生の時には当時死病として恐れられていた結核にかかって、1年間の療養、入院を経験しました。100歳どころか、とても長生きできるとは思いませんでした。そんな身体が弱かった僕が今では元気いっぱいなのだから、なんとも不思議なものです。『終わりよければすべてよし』というシェークスピアの戯曲があります。あるべき人生の姿はこの言葉に尽きると思います。

仮に人生の99%が苦しいものだったとしても、最後の1%が楽しければ、それは幸せな人生だったのです。だから、辛いことが多くて自分が不幸だと思っている高齢者も、幸せになることを諦めないでください。100歳を超えても、楽しいことはいくらでも経験できます。最後には必ず楽しんで、幸福な気持ちで人生を締めくくっていただきたいと思います。ぼくのアドバイスがそのお役に立てば、本当にうれしいことです。



『100歳を超えて見えてきたもの』 日野原重明 


加藤  |MAIL