加藤のメモ的日記
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2013年01月25日(金) 安倍に騙されるな

一生懸命働いても、明るくならない国になってしまった。日本をリードする政治家がウソばかり言っているからである。公約を破ってまで増税したウソツキ野田首相は退陣した。政治生命をかけると公言したのだから議員を辞めろ!あとを襲(おそった)った安倍晋三が、野田に輪をかけて信用できない。「3年半の政治不信を取り戻す」だって?冗談じゃない。それでは3年半前は信用されてたって言うのかい。2009年の選挙を思い出せ。国民の政治不信が我慢の限界を超え、自民党を惨敗させたのではなかったのか。

現在の政治、経済の閉そく状況も、東北の大震災も福島の原発危機も、すべては半世紀にわたる自民党政権の失政が遠因、あるいは直接の原因になっている。それらをすべて3年半の民主党内閣の失政の故(ゆえ)にして、自分たちは知らんぷりか。安倍は「ぶら下がり」インタビューを拒否しているそうだ。フェイスブックを通じてやるというが、失言を恐れて腰が引けている。ネット右翼に支えられて、ぬくぬくとしていたいのだ。ネットでやるなとは言わない。しかし、本音のこぼれるぶら下がりもやってこそ、開かれた首相だといえる。

優先順位のトップに「景気浮揚」をあげている。半世紀前と全く同じ「景気」と言えば国民が喜ぶと思っている。本当にそういう人は多い。しかし、現在の日本、世界といってもよいが、景気なんて絶対に良くならない。バカの一つ覚えのように、公共投資、金融緩和と言っているが、国民の望む景気回復って何だか、考えてみるといい。

それは給料が上がって消費も上がり、経済の回転が良くなることでしょう?給料は絶対に上がらないよ。10兆円規模の補正予算を組むというが、その金は企業、特に大手ゼネコンに流れても、各家庭までは来ない。転職雑誌の「デユーダ」の10万人対象の調査によれば、正社員の年収は3年連続のダウンを続けているという。企業は厳しいグローバル経済に対処するため、収益が増しても、昔のように社員の昇給に当てず、逆に契約社員や派遣社員と代えて、そこでも収益を増やすのだ。

苦境にあえぐ大手電機産業に、「追い出し部屋」というのがあることを、新聞で読んだ。働き盛りの30〜40代の正社員が自分の部署ではやることがなく、退職するか、この部屋か他の部署への応援に入るかを選択させられる。要するに余剰社員の「追い出し」である。そしてより安い派遣などを当てるわけだ。

ボクが安倍首相に代わって、本当のことを言おう。くどいようだが、景気は良くならない。数字的にはなっても、その金は働く人の手には渡らない。企業は国内の設備投資や新規雇用に当てるよりも、より安い労働力を求めて海外に向けるだろう。だからここは、我慢して、生活のスケールダウンをしましょう。威勢のいいことを言うのは易しいが、本当のことを言う政治家こそが今の日本には必要なのだ。そういう点で「卒原発」と言った未来の党を推したのだが、結局小沢一郎に弄ばれただけだった。小沢も言うこととやることが違う。こうした人には消えてもらいたい。



『週刊現代』1.26


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