加藤のメモ的日記
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| 2012年10月31日(水) |
だから日本人は騙される |
日本では、欧米では絶対に起きない投資詐欺事件が毎年のように起こります。そのパターンは常に同じです。「今100万円投資してくれたら、5年後に200万円にして返します」こういう話に日本人は絶対乗りません。しかし「この低金利の事態に、元本保証で5%の高金利、配当は半年ごと」という話にはコロッと騙されてしまいます。まず、最初の話に日本人がなぜ乗らないかというと、「5年後」というものがイメージできないことがあります。日本人にとって「5年後」とは「将来」で、今の自分からは遠く離れたものとして捉えます。
日本人は「将来」に重きを置いて生活していません。おそらく「目の前のことをこなす、目先を考えるだけで精一杯」とおっしゃるのではないでしょうか。ですから、「将来」に基づいた詐欺には最初から引っ掛からないのです。しかし、2番目の「元本保障の高利回り、半年ごとの配当」には多くの日本人が引っ掛かってしまいます。理由はこうです。
まず、「元本保証」という言葉、自分の預けたお金が絶対減らない、ということに魅力を感じます。「今=目先」の自分のお金は減価することはない。その認識にまず実感を持つことができます。そして、半年ごとの配当。この手の詐欺事件は必ず、最初の半年目には配当が支払われます。正に「今」手触りのあるお金を手にすることができるのです。そうすると、「こんな良い投資はない!投資額を増やそう!」さらにおカネを入れてしまいます。しかし、その半年後には配当は入ってきません。問い合わせると連絡はつきません。そして、それが詐欺であったことを知るのです。
『週刊現代』10.6
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