加藤のメモ的日記
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2012年09月10日(月) 死の前兆はこんな感じ

地井武男・小野ヤスシ・尾崎紀世彦・安岡力也

入院からたった半年で

地井武男さんは体調不良を訴え、検査入院したところ心臓疾患だと診断された。「無理をしてはいけない」との医者から助言を受けて、2月からテレビ出演を止めて休養に入ったが、悲報の訪れはあまりにも早かった。事務所のマネージャーも「まさかの死だった」と言う。「無理をすると心不全を起こす可能性があるということで大事をとって、治療に専念することにしたんです。ただ、ずっと入院していたわけではなく、自宅療養を中心に検査入院をするために病院に行くという日々でした。もちろん本人は復帰したいという気持ちが強く、体力をつけるために自宅近くを散歩したりもしていました。

私は亡くなる前日に地井さんに会っているんです。そのときは『あそこの蕎麦がうまいよな』とか他愛もない雑談をしました。病院での食事も通常食でした。それが次の日の朝、急変の知らせを受けて駆け付けたら、もう亡くなってしまっていたんです」

地井さんと20年以上家族ぐるみの付き合いがある地元の友人はこう言う。「地井さんは‘96年に狭心症を患ってからは、体調には気をつけていました。定期的に都内の病院で検査・診察を受けていたし、年に1〜2度は人間ドッグにも入っていた。薬もいつもたくさん持っていて、私たちと食事をしても必ず何種類かを飲んでいました。ですから、今でもまさかという思いなんです。

突然、視野が狭くなった

酒を飲み、ゴルフ場で汗を流す。体調管理も万全。それなのにどうして突然、地井さんは死に襲われたのか。「死の前兆」はなかったのか。「今年1月に地井さんは『視野が狭くなった』と漏らしていました。また『頭がふらふらする、頭がちょっと痛い』とも言っていました」(マネージャー)

視野狭窄の症状が出たとき、まず疑われるのは脳梗塞だ。さらに脳腫瘍を患っているケースでも頭痛や視野狭窄が見られることがあるため、医者はまず脳の検査を行なうのが一般的だ。一方で視野狭窄と心不全の関係はほとんど指摘されていない。死の前兆は、ある日突然に牙をむく。たとえば今年6月15日に亡くなった元ザ・ピーナッツの伊東エミさんの場合、それは「腰の痛み」だった。今春に転倒して以来、伊東さんは腰痛に悩んでいた。なかなか痛みが引かないため、病院で検査を受けたところ、がんが発見された。入院生活に入ったが、それかたった数カ月で帰らぬ人になってしまった。71歳だった。

お笑いトリオ「ヒップアップ」のメンバーで俳優の小林すすむさんは今年5月半ば、58歳にして胃がんと肝硬変で亡くなっているが、2月ごろにがんが発覚した時すでに「余命2週間」を告げられている。「小林さんの親友である山田邦子さんによれば、小林さんは昨年後半から『くたびれた』を連発していたようです。体調不良で入院する直前まで、映画『踊る大捜査線』の撮影に臨んでおり、その際も主演の織田祐二さんが『体調が少し悪そうだった』と語っている」(芸能記者)周囲からは疲労に見えるような状態が、実はがんの症状〉=死に至る前兆となっていることは往々にしてあるから、「単なる風邪」などと軽視してはいけない。些細な身体のメッセージを感じ取り、少しでも疑いがある時はすぐに病院で検査を受けることが何よりの”護身術”だ。


『週刊現代』7/21


加藤  |MAIL