加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
| 2012年03月11日(日) |
ピラミッドの建設は宇宙からの訪問者(9) |
古代人はなぜ宇宙への関心が高かったのか
古代の文明には、主流派の科学では説明できない謎が多い。その最大の謎が、最初の文明が数学や天文学などの科学をともなって突然、出現したということである。そのような知識はいったいどこからきたのか。そして、そうしたものがなぜ必要だったのか。定説では、古代エジプトの宗教は太陽信仰であり、特定の恒星を女神イシス、その兄弟かつ配偶者のオシリス神として表現していたとされている。しかし、古代エジプトで重視されていたのは、それだけに限らない。彼らは、すべての星が地上の運命を決定すると考えており、「天の川」は魂が転生を待つ場所だと考えていた。
スフィンクスの配置も無意味だったはずがなく、当時、春分の日に獅子座つまりライオンが昇る地点に向かって鎮座していたはずである。この考えに照らすと、その建造年代は1万年以上の昔ということになる。このようにギザと天空の関係からみると、ピラミッド群が建造されたとされる古王国時代よりも、はるかに古い時代を示している。古代に先進技術を持つ高度な文明があったとなると、一番困るのは現代のパラダイムを信奉する人々である。文明は直線的に発展してきたもので、石器時代の「未開な」状況から次第に高度な文明になったという一般的な歴史パラダイムは間違っている。古代人はむしろ宇宙を科学的に把握していたという証拠だらけなのだ。
ギザの三大ピラミッドとスフィンクスの年代はだいたい一致する。さらに幾何学も考慮に入れると、それぞれの位置にち密な相互関係があることから、スフィンクスは全体計画の一部と考えるべきだろう。そして、カフラー王の建造物群は、カフラー王よりはるか以前から存在していたピラミッドやスフィンクスと一体化するように建てられたのである。またカルデア人として知られる古代のバビロニア人も非常に高度な天文学知識があったが、その知識は彼らより古い時代のシュメール文明から得ていた。天文学が始まったのは、シュメール文明で黄道12宮の星座もシュメール起源である。しかしその後、天文学の知識は低下し、シュメールが崩壊してから数千年後、地球は平らで宇宙の中心にあるとする天動説がパラダイムとなった。なぜか古代人は、2万年以上もの歳差運動のサイクルを知っていた。4000年以上も昔の古代人は、春分点が牡牛座から牡羊座へと移行することも知っていた。古代人は現代人よりも宇宙の実相をよく知っていたのである。
ギリシア神話には星になったオリオンという猟師が出てくるが、オリオンはエジプトではオシリスである。オリオン座の中央にある三つの星は、オリオンのベルトと称されたり、東洋では鼓の胴縄にたとえる場合もある。1993年になって、ピラミッドの謎を解き明かす手掛かりとなる新しい発見があった。実はギザの三大ピラミッドは、このオリオンの三つ星を表していたのである。オリオン座の三つ星は一直線上に並んでいるわけではないのだが、三大ピラミッドはこの三つの星の位置関係と同じ配置である。しかも、ピラミッドのサイズは、それぞれの星の光度までも示しているのである。
新発見はそれだけではない。他も含めたギザ大地における建造物の配置は、正確に天体の位置表現しており、紀元前1万450年ごろの天空図そのものなのだ。こうなると、エジプト文明の起源は定説の年代をはるかにさかのぼることに、もはや疑念の余地はない。しかも、オリオンの三つ星は天の川の西の水平線から11度の位置に2万6000年ごとに戻ってくるから、その起源は紀元前3万6450年、あるいはその2万6000年前を示したものという可能性すらあるのだ。文献をひも解くと、エジプトに4万年もの昔に文明があっても一向に不思議ではないのである。古代エジプト人は、シリウスが2つの星からなっていることを知っていた。なぜか。その一つの有力な説明は、古代エジプト人はシリウスあるいはその近辺から来た「神々」から情報を得たということになろう。
ピラミッドと地球の比
近年になって、ピラミッドの各部の正確な測定値と人工衛星による地球の正確な測定値が一致していることが判明した。ピラミッドの建造物の比率は、4万3200分の1に縮小した北半球を投影したものなのだ。それだけではない。ピラミッドの4つの底辺の長さを全部足して、これを高さの2倍で割ると3.1416つまり、ほとんど完璧な円周率になる。円周率・πは直径にかけると円周が出るのはご存じのとおりである。ギリシアのアルキメデスが紀元前3世紀に円周率を計算したというのが定説だが、それよりはるか昔、ピラミッドがつくられた時代には、すでにそれを知っていたものがいたのである。
このようにピラミッドのサイズには、地球の円周が隠されていたり、1年の日数が隠されていたりして、まだ何が出てくるかわからない。ピラミッドはこのように含蓄の深い建造物であり、その意味するところのすべては、今日の科学のレベルでは計り知れないのである。
このようなエジプトの高度の科学は、人類が次第に発展させたものではなく、「神々」の高い文明の産物であった。混沌とした世界を覆った水が引き、原始の暗闇が消え去って、人類が陽光を浴びたとき、古代エジプト人は、神々がつくりあげた文明の恩恵を受けた。それが彼らの黄金時代だったのだ。地球の過去に関する従来の研究は、間違ったパラダイムに基づいている。しかし、パラダイムとして確立されてしまうと特定の考え方は簡単には崩れない。科学の常識とは、学界の見解に基づくものであり、個々の学者としても、自分の収入や地位を守ることが重要である。したがってピラミッドやスフィンクスの年代が考えられていたより何千年も古いものであることを示す地質学的そのほかの証拠が出てきても、それを否定しようと躍起にならざるを得ないのである。
『この地球を支配する闇権力のパラダイム』
|