加藤のメモ的日記
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| 2011年11月23日(水) |
大阪「仁義なき戦い」 |
改めて言うまでもないが、「週刊誌の攻撃」とは「橋本氏は同和の生まれ」「父親はヤクザだった」「従兄弟は殺人犯」「元はハシモトではなく、ハシシタだった」など、橋本市の出自や親族について週刊新潮・文春両紙が報じたことを指している。本誌は先週号で、橋本氏がツイッターで上でこうした報道について「ぶちギレ発言」を連発したことを紹介したが、その怒りは収まるどころか、さらに激しさを増している。
演説を行う先々で「バカ週刊誌が!」と繰り返すだけでは物足らず、ツイッターを使ってこう罵っている。〈バカ文春もバカ新潮ももう総力を挙げて何かを見つけ出そうとなりふり構わなくなっている。権力チェックとしてはそれはよいけれど、自分たちも権力だということをわかっているのか。こういうバカ文春やバカ新潮に対しては誰がチェックするんだ?〉
聴衆からは「あんたも前まで弁護士やったやろ」というツッコミが飛んだが、橋本氏は意に介する様子もなく、続けざまに平松・倉田両氏をこんな調子でこき下ろした。「平松市長に倉田市長、こんな政治家ダメですよ。大阪維新の会に反対するばかり。箕面市の皆さん、橋本が嫌いだ、松井知事候補が嫌いだというのであれば、共産党に入れてください!もうそれでいいです。とにかく、中途半端な平松市長や倉田市長に入れたら最悪ですよ、これは!」
平松より共産党のほうがまし。こんな挑発を受けた平松氏は、心斎橋で街頭演説を行った際に「一人の人気のある方が独裁という言葉を平然と使っている。こんなええ大阪市を潰されてたまるかいっ!」と怒号をあげた。「あの温厚な平松さんがここまで吼えるとは」と陣営も驚くほどに平松氏はヒートアップしている。
「共産党大阪府委員会が11月5日、市長選に候補者を出さないと発表し、平松氏の支援を表明したんですわ。これを知った橋本はまたまたブチ切れた。『そこまでして俺を追い落としたいんだな!上等だ!』とエキサイトしとったよ」〈自民党と共産党、共産党はどういう政治理念で結びつくのか。反橋本、反維新ということで結びつくようです。天下の公党の政治理念として、反橋本、反維新が掲げられたということは、むしろ光栄ですね。バカ文春、バカ新潮に加え、ますます燃えてきますよ!〉〈共産党の総選挙について考えてほしいことがあります。11月6日、午後3時過ぎ、共産党の街宣車が、僕の自宅マンション前に張り付いて、僕を批判する醜い街宣活動をやっていました。自宅前まで来ますかね〉
ツイッター上でこのように挑発を繰り出した橋本氏は。例のごとく演説先でも痛烈な既存政党批判をかます。「共産党は40年ぶりに市長選の候補者を見送った。橋本を潰すためらしいです。上等ですよ。ありがたいですね。光栄でですね。天下の公党が。大阪維新の会というちっぽけな集団を、この橋本徹という個人を倒しにかかろうと必死になっているんですから!」「この大阪においては自民党、民主党が手を組んだ。共産党までが手を組んだ。一体どうなっているんですか、日本の政治は!これは戦時中の大政翼賛会そのものです!」
『週刊現代』
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