加藤のメモ的日記
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| 2011年09月04日(日) |
● 闇の支配者(47) |
ロシア革命とは、共産主義とイルミナティ思想の共通点が革命を動かしたのである。第一次世界大戦で混乱するロシアを、さらに混乱に陥れたのは世界初の共産主義国家を誕生させることとなったロシア革命である。帝政を打倒し、レーニンやトロッキーら共産主義者たちのバックアップをしたのは、なんと欧米の資本家たちであった。
イルミナティの思想とは、君主制の廃止、愛国主義の廃止、私有財産と相続の廃止、結婚と道徳の廃止、すべての宗教の廃止である。
闇の勢力支配層は資本主義社会で成功しているだけに誤解されがちだが、彼らは共産主義について決して反対する立場ではない。それよりむしろ、積極的に支援してきた。というのも君主制を廃止し、一部の特権階級以外の私有財産や相続を廃止し、宗教を否定する共産主義と、ヴァイスハウプトの提唱したイルミナティの思想は、根源のところで一致するからだ。
そのため、ロシアにおいてボリシェビキ革命が起きた時、イルミナティ勢力は積極的に支援した。つまり彼らはロシア国民を実験台にし、イルミナティの思想に近い共産主義で国家が運営できるかどうかを試そうとしたのである。
革命勢力のトロッキーは、革命前年にニューヨークに渡っていた。このときに、ジョン・D・ロックフェラーは、革命前年にニューヨークに渡っていた。このときに、ジョン・D・ロックフェラーは特別なパスポートと1万ドルを渡したのはあまりにも有名な話だ。また、モルガン家からは100万ドルの支援があったとも言われている。さらに、革命の年、カナダに滞在中のトロッキーが同国の秘密警察によって拘束された。
トロッキーはロシアの対独参戦をやめさせようと画策していたため、フランスに派兵して対独戦を戦っていたカナダとしては当然の対応だ。しかし、連合国であるはずのアメリカのウッドロウ・ウィルソン大統領が、トロッキーがアメリカのパスポートを所持していることを理由に身柄の解放を要求したのだ。もちろん、ロックフェラーの差し金である。
このように随所で共産革命勢力をバックアップし、結果としてボリシェビキ政権が樹立。かくして、共産主義の実験場として、さらに戦後の冷戦構造を煽り、軍産複合体の利益を享受するという闇の支配勢力のシステムを構築したのである。
『闇の支配勢力』
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