加藤のメモ的日記
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2011年04月29日(金) ユダヤ人(28)

紀元70年、イスラエルがローマ帝国によって滅ぼされ、そこにいたユダヤ人たちは全世界に散らされていった。ユダヤ人の中には、スペイン以外の地に定着した人々もいる。とくにそのユダヤ国家の崩壊の中、自分たちがユダヤの根幹を守らなければならないと考えた者たちがいた。それが当時のパリサイ人や法律学者、すなわちユダヤの指導者たちであった。

彼らはエルサレムを後にしてまずエジプトのアレキサンドリアに行き、そこに『ユダヤ地下政府』ともいうべきものをつくった。そしてアレキサンドリアから小アジア、さらにイラクのバグダッドへと移動していった。タルムードが編さんされたのはこのころである。その後、ユダヤ地下政府はヨーロッパに潜入した。彼らはタルムード思想ばかりかかバラ思想などを身につけ、ユダヤ帝国とユダヤ王存続を夢見続けた。このユダヤ地下政府の流れから、今日ちょうど海に浮く島のように顔を出しているのがロスチャイルドである。ロスチャイルドとネットワークのあるユダヤ地下政府がある」

ベニスが栄えた頃は、まだ地中海貿易が盛んなころであった。ベニスではあたかも治外法権であるかのように、これらオリジナルなユダヤ人たちは自由に貿易に携わることができが。やがて時代が下って、オランダが無敵艦隊を持つようになる、大航海の時代が到来した。

その時オリジナルなユダヤ人たちのコミュニティーの中心はオランダに移った。オランダがイギリスに敗れることによって、さらにその中心はイギリスへと移った。イギリスは世界の七つの海を支配した帝国である。このイギリスの経済、王室の財務などをこれらのオリジナルなユダヤ人たちが担当することになっていったのである。オリジナルなユダヤ人とは、ユダヤの根幹を守らなければならないと考えた、新約聖書が言っている本当のユダヤ人の流れをくむ人々である。ロスチャイルドはイギリスから出たのではなくドイツのフランクフルトから出発した。その支店はロンドン、パリ、ナポリ、そしてウィーンへと広がっていった。

やがてイギリスとアメリカの間に戦争が起きる。いわゆるアメリカ独立戦争である。アメリカが独立したといっても、アメリカだけで経済的に成り立つわけではない。アメリカが本当に独立したのは産業革命たけなわのころである。イギリスやヨーロッパから工業技術の他、多くの金融資本を導入しなければならなかった。当時イギリスに根を張っていたロスチャイルドは、自らの配下をアメリカに送った。またドイツのユダヤ人もアメリカに送り込まれていった。彼らユダヤ系の指導のもとに、後のアメリカの東部エスタブリッシュメントたちが育成されていく。ある者は製造業で成功し、ある者は石油業で成功し、ある者は金融業で成功していった。

紀元前587年、バビロン帝国がユダヤ王国を滅ぼし、多くのユダヤ人たちをバビロンに連れていった。これが本格的ディアスボラの始まりである。後にバビロンが滅びてペルシャの時代になり、彼らは解放されたが、ある者はそのバビロン地方に残り、ある者たちは祖国に帰った。ギリシャの時代、アレキサンダー大王がエジプトのアレキサンドリアを建設した時、そこにも多くのユダヤ人がいたことが当時の記録に残っている。ローマ帝国がユダヤ王国を支配下におき、ついに衝突が起きたのが紀元70年。そこ時ローマ軍はユダヤ人たちをローマ帝国内のあるゆる地域へ散らしてしまった。これが全世界的ディアスボラ(離散)の始まりとされている。


第一次世界大戦終結から始まったユダヤ地下政府のアメリカ侵攻

1717年、イギリスでフリーメイソンが形成された。フリーメイソンは自らは宗教団体ではなく、親善団体であると言っている。しかしキリスト教との立場からは、彼らは聖書にある神を崇めるのではなくサタン礼拝を行なっていると言われている。その真偽のほどは闇に包まれているが、いずれにしろ彼らは全世界を支配しなければならないという信念に燃えている。

毎日新聞は1992年6月12日、次のように報じている。全世界に600万人の会員を擁するとされる巨大な秘密結社『フリーメイソン』の会合が10日、初めてロンドンでマスコミに公開された。ここではフリーメイソンが有力な人々の集まりであり、600万人もの会員を有すると明言している。フリーメイソンの階級は、ブルーロッジといわれる3階級からスタートするが、4階級から33階級まで上がるにつれいっそう秘密主義が守られる。

大知事世界大戦は1914年から1918年まで戦われた。未曾有の死者が出た。軍人と民間人合わせて約2200万人といわれている。全人類がそれまで体験したことのない最大の戦争であった。この戦争は物的な意味での途方もない損失だけではなく、20世紀を揺り動かした政治的、革命的な事件としてさらに重要であった。

さらに戦争後に巻き起こった広範な改革は、なおそれから半世紀余りたった今日においても全世界を揺るがし続けている。その中の一つは1939年から戦われた第二次世界大戦である、それは第一次世界大戦の再開であり、終結ということもなるだろうか。その他にも、この第一次世界大戦の結果として世界権力の中心としてのヨーロッパが、誰の目にも明らかな勢いで衰退していくということである。よーろぱ帝国主義の終末である。そしてアメリカが超大国として出現した。このポイントが非常に重要である。なぜならばヨーロッパが衰退してアメリカが浮上してきたということは、ロスチャイルドやいわゆるユダヤ地下政府の活動範囲が、ヨーロッパ支配を終えてアメリカ支配に入っていったということになる。



『ユダヤと戦って世界が見えた』


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