加藤のメモ的日記
DiaryINDEXpastwill


2010年08月23日(月) 異常気象日本

8月11日、環境相は猛暑やゲリラ豪雨などの異常気象を科学駅に検証するための会議を立ち上げました。大学教授や気象庁関係者を集め、熱中症といった健康被害や世界的な食糧問題への対応を協議します」(環境省関係者)政府が緊急対策に乗り出すのも当然だ。日本の猛暑をはじめ、世界各地で異常気象が起こっている。

例えばロシアでは、シベリアを中心に一日の平均気温が平年より10度も高い状態が続き、森林火災や干ばつで1万5千人を超える死者を出した。プーチン大統領自ら、航空機に乗り燃え盛っている森林の上から消火剤をまいているニュースが流れた。「「モスクワでは、ウオッカを飲んで行水する人が急増し、国内で2000人以上が水死しています。また、穀物地帯では干ばつ被害が深刻で、小麦の先物価格は約2倍に高騰している。政府は禁輸制限をかけています」(ロシア大使関係者)

中国では、甘粛省で大規模な土石流が発生し、1200人近い死者が出た。豪雨による洪水も中国全土で相次ぎ、被災者は2億人と言われている。一方南米には記録的な寒波が襲い、死者は200人以上に上っている。ブラジル・サンパウロ沿岸ではペンギン約530羽の死体が見つかった。餌の小魚が減少して餓死したという。

一体、世界に広がる異常気象の原因は何なのか?気象予報士の森田正光氏はこう解説する。「今年初め、インド洋東部の海水温が高かったせいで、偏西風が例年以上に大きく蛇行したことが原因です。偏西風の北側には寒気、南側には暖気が溜まっている。そのため、東欧で豪雨、ロシアでは干ばつ、インド・中国で豪雨、日本では猛暑と、うねりに合わせて異常気象が起きています」日本の猛暑に関係するといわれる南米ペルー沖の海水温が低下するラニーニャ現象も確認された。「梅雨明け以降、全国各地で35度を上回る猛暑美が続いた。戦後5本の指に入る猛暑になる」(同前)

危険な生物が次々に北上中
東京都監察医務院の発表によれば、7月1日から8月6日までの熱中症による死者は96人。(昨年6〜9月は7人)うち、65歳以上の高齢者が9割を占め、9割以上が室内で死亡していた。熱中症に詳しい国立環境研究所の小野正志氏の話では、「33度を超えると死者の数は指数関数的に増える。死者だけでなく、救急車での搬送者数も今年は多く、2万8千人を超えている」

医学博士の中原英臣氏は高齢者にこう注意を促す。「お年寄りの場合は、クーラーを嫌がる人が多い。せめて「除湿」にして、過ごしやすい環境を作ったほうがいい。又、夜中のトイレを避けるため水を飲まない人も多いようですが、やはり寝る前に一口飲んで、水分補給をするべきです」だが気をつけるべきなのは、熱中症だけではない。実は、亜熱帯化している日本には、我々の生命に直接影響を及ぼす危険な生物が上陸しつつあるのだ。

東京医科歯科大学の藤田教授はこう警笛を鳴らす。「マラリアを媒介するコガタハマダラ蚊は台湾から沖縄を通過して、もう九州で確認されています。デング熱などの感染症を媒介するヒトスジシマ蚊は、秋田、岩手まで北上している。より効果的にデング熱を伝搬するネッタイシマ蚊もすでに九州まで来ているはず。02年に全米で300人に近い死者を出した西ナイル、ウィルスはアカイエ蚊が媒介した。日本でもいつ感染症が大流行してもおかしくないのです。

実際、アカイエ蚊が進化したチカイエ蚊は都心のビル街で活動し、地下鉄の溝などで産卵しています。本来は熱帯や亜熱帯の地域でしか見られないはずの害虫はまだまだいる。「もとは東南アジアのジャングルが原産のクマネズミには、保健所も手を焼いている。繁華街や飲食店はもちろんですが、自宅でも食べ物をかじっていることがある。殺鼠剤が全く効かない”ツワモノ”も増えています。(保健所職員)アフリカ原産のワモンゴキブリも、以前は沖縄にしかいなかったが、ここ数年、首都圏でも大暴れするようになった。


『週刊文春』

この記事は現象だけを取り上げて地球の異変がなぜ起きているか、という本質的なことが書かれていない。このところずっと快晴続きで雨が降らない。これでは気温はどんどん上がる。昨日は大分、広島は38度である。

地球の気温はまだ謎が多く原因はよくわかっていないらしい。ただ太陽黒点運動と関係しているのではないという説もある。太陽の黒点運動が激しくなると、電磁波(宇宙線)を撒き散らす。黒点運動が収まると宇宙線が地球に降り注ぎ、その宇宙線を中心にして水の分子がくっつき、雲ができ雨が降る。雨が多いと気温は上がらない。しかし黒点運動が激しくなると雲もができにくくなり晴れた日が多くなって、地球の温度は上がる。地球の温度は宇宙全体の環境が問題であるということだ。


加藤  |MAIL