加藤のメモ的日記
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俺から見て、一番不思議な人種は、日本の政治家や官僚どもだ。はたして自分のことが好きで、自分のやっている仕事に誇りを持っている奴はいるのだろうか。自己保身と自分を好きになるのとは180度違う。自分で納得できる目的、誰に対しても恥ずかしくない仕事をして、はじめてて自分を好きになれるのだ。
はっきりいって、今の日本という国を見ていて、胸を張れる政治家がいたら、鉄面皮というよりもただの恥知らずだ。今の日本が置かれている状況は新聞やテレビでいわれているよりははるかに悪い。事実、昨年はこの5年間で最も倒産件数が多かったのだから。堺屋太一が「よくなる、もうちょっとだ」と言っている間に、どんどん会社はつぶれていった。結局、期待をさせながらよくならないどころか、逆に悪くなって彼は経済企画長官をやめてしまったではないか、倒産件数も、今年は昨年を上回るといわれているのだから。
それにしても、「朱に交われば赤くなる」ということだろうか。堺屋さんの顔は、すっかり悪くなってしまった。以前、会った時は、腰が低く、大阪商人という感じで、もっといい顔をしていたのに、辞めるときの顔を見てびっくりした。とにかく日本の経済は、もう樽の中から水が漏れだしている。あっちこっちにバンバン穴があいて。いくら一生懸命、公的資金を投入しても、その横から新しい穴がどんどんあいていくのだから。残ったのは700兆円という借金。なんせ日本のGDP550兆円の130%も借金があるんだから、はっきりいって日本はタイタニック状態だ。
タイタニックが沈没する前、一人の船員がパーティー中の客に「氷山にぶつかります!」と言ったとき、彼らは「じゃあ、ウィスキーに氷山でも入れようか」と酒を飲みながら踊っていたわけだろう。まさに、今の日本そのものじゃないか。国民のムードがよくなって、消費が拡大すれば、自然と景気も良くなっていくという無責任な見方には耳を貸さないほうがいい。こういうのを、氷山の上の希望的観測論者というのだ。足元が割れ始めているのに気付かないという。
『いいえて妙』
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