加藤のメモ的日記
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ガンを予防する食物繊維の効果については、もう一つの大きな期待があります。それは大腸ガン、肝臓ガンといったある部位のガンだけではなく、全身的に発生する様々なガンに対して、抵抗力を持っているのではないかという期待であり、可能性であって、すでにいくつかのものは抗がん剤として市販されています。
カワラタケから抽出したPSKは抗がん剤として、すでに厚生省から認可されているし、サルノコシカケの制がん効果も民間ではかなり高く喧伝されシイタケ、えのきだけ、クマザサなども注目されて、実験的には制がん効果があがっているといわれます。これら多糖類には抗がん作用があるらしいことがつきとめられています。
乳がんはやはり動物性脂肪の摂りすぎに関連があるといわれています。俗にいう女性ホルモンが元凶とみなされているのですが、その物質は腸内で生産されているのです。腸内の有害、有毒物質を押しだす食物繊維の働きからいって、ここのも大きな予防の可能性を見ることができます。
刑務所では長期受刑者の間で、がんの発生率が極めて低いというデータが発表されました。参考のために刑務所のメニューを聞いたところ、朝食はダイコンの味噌汁とタクアン三切れ、ご飯は麦6対米4のいわゆるモッソーメシ。昼食のおかずは煮魚と納豆とキュウリの酢のもの。夕食はゴボウ、ニンジン、ジャガイモの煮付けと、鳥の皮入りのスープ、キャベツのセン切り。もちろん、三食ともモッソーメシ。食物繊維の摂取量からいえば、実に結構なメニューでした。
受刑者のメニューを取り入れることには抵抗があるかもしれませんが、自由な生活環境の中にいて、モッソーメシを食べよといっても、すぐには受け付けられないでしょう。これは頭で食べなければなりません。いいかえればこの刑務所のデータは知的粗食がガンを予防する可能性を、事実として示してるのだということにほかなりません。ガンだけではなく、食物繊維が成人病を防ぐ効力は、最近の研究によって次々に明らかにされるようになりました。
『知的粗食の健康法』
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