加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
2年前、”これが日本かと”改めて知る機会があった。一つの調査からだ。高校入学から大学卒業までにかかる子供一人当たりの教育費は、平均およそ1024万円である。学校と家庭での教育費の合計である。
日本政策金融公庫が、国の教育ローンを利用している家庭の実情を調べた。もちろん、授業料だけではない。通学費や塾の月謝も含まれる。小学校以上の学校に在学中の子供全員にかかる費用も調べている。合計すると、平均で年収の3分の1を超え34%。年収が200万から400万円と少ない家庭の場合は、56%に達している。
先日、高校授業料を無償にする法案が衆議院を通った。まだまだ改善するところが残っている。公立と私立の格差や財源などである。しかし、ひとまず一歩進んだ。政府はずっと頑なに無償化を認めてこなかったのだから。
「中等教育は全ての適当な方法により、特に無償教育の斬新的な導入により、…すべての者に対して機会が与えられるものとすること」。国連総会が1969年に採択した、国際人権規約13条の一部である。日本の高校は中等教育にあたる。政府は大学授業料の無償化を定める部分と共に、受け入れを拒んできた。他にただ一国、マダカスカルと並んで。
人権規約の採択から半世紀近い。い。今なお日本には“無償化は社会主義”と批判する人もいる。30の先進国のうち、26カ国が無償だというのに。
『潮流』
|