加藤のメモ的日記
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総会屋につけいられるっていえば、俺らのご同業にはこんな奴だっているんですよ。会社の受付に行って、「お前んちの会社の前で立ち小便している奴がいたから懲らしめてやった。その時そいつの小便がズボンにかかった。これから洗濯屋に行くから洗濯代くれ」ってね。
誰でもこんなのにあまり関わりたくないから、出てきた総務がいくらか払う。もし洗濯代を出さなかったら、「俺は昔からお前ンとこの会社が好きだから立ち小便してる奴をたしなめてやったのに、挨拶もできないのか。立ち小便されてもいい会社だったら、これからはいつも朝から晩まで、お前ンとこで立ち小便してやる」こういう論理なんですよ。
それともう一つ。これは冗談でもなんでもないんだけど。金は出さないと突っ張られた会社の看板に犬の糞を塗りつけて、その脇に「犬の糞をおまえとこに塗りつけた、佐藤錦」なんて書くとするでしょ。それを知らされた総務の担当者は、佐藤って誰だかわからないけれど一応名前をチェックしますよね。
それで、日をあらためて会社に行って佐藤錦だと名乗ると、記憶力のいい総務は「ああ、こいつが看板におかしなことをした奴か」ってわかるから、「どうぞこちらに」ということになる。それで、もうこんな奴に大事な看板に犬の糞を塗られたくないから、犬の糞で会社の花看板を汚されないためって名目で5万円払おうとかね。
ですから、企業のほうがこういう対応をそれこそ日常的にやってきたことのツケが、第一勧銀の600億円なんて巨額の利益供与になっているんですよ。わかりやすくいえば。
『総会屋から見た日本企業』
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