加藤のメモ的日記
DiaryINDEX|past|will
電話のなかった江戸時代。武士の欠勤届はどうやって届けたか。当時の武士の勤務体制は少なくて五人、多くて八人程度のグループを組み、支配や組頭の指揮、監督の下で勤務についていた。隠密などの特別な勤務でもない限り、一人だけで業務を進めるようなことはなかった。グループ内の武士同士は、家屋敷もそばにあることが多かった。
そこで、急病などで欠勤するときは近所の同僚に頼んで組頭に知らせることが一般的だった。うまく同僚と連絡がつかない場合は、自分の家内を城内へと走らせた。城内に勤め、屋敷を構える武士ともなると、それなりの配下を従えていたのである。万が一にも無断欠勤をしようものなら大変なことだった。実際、お家断絶になったケースもあった。
□
ホッキョクグマはその名の通り、北極を中心とした地域に生息している。いうまでもなく、氷山がプカプカ浮かび流氷漂う極寒地帯である。その地で生きるため、ホッキョクグマの“傍観代作“には年賀は行っている。まず、体毛からして二重構造である。上毛の舌に短い下毛が密生し、冷水や寒風をシャットアウトする。つまりホッキョクグマの辞書には「寒い」と言う言葉はない。北極圏の寒さから、冬眠と言う形で逃げ出す必要はないわけだ。ただホッキョクグマも冬眠しないことはない。もっぱら食糧事情のためである。
北極圏の中でも、食料が豊かな地域とそうでない地域がある。食料の乏しい地域に住むホッキョクグマは、ヒグマなどと同様冬眠し、省エネを試みる。一方食料がふんだんにある地域のホッキョクグマはヒグマなどと同様、冬眠に省エネを試みる。一方、食料がふんだんにある地域のホッキョクグマは冬眠しない。日々、草、コケまで食べる雑食性を発揮記して、菜食活動にこれ努めているのである。
『大愚問』素朴な疑問探求会編
|