加藤のメモ的日記
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多くのキリスト教徒は、信仰深い人を「神を畏れる」聖なる人だと崇める。しかし「神を畏れる」がエスカレートすると、日常の誤りが少しずつ「罪」として蓄積され、最終的に地獄行きになると本気で信じるようになるが、これは正しくない。これこそが支配組織による恐怖心の悪用であり、欧米のキリスト教徒は、この「恐怖心」と「罪悪感」が組み合わされて、マインドコントロールされやすい土壌となっている。
スターリンの恐怖政治と血の粛清によって数百万から数千万のロシア人が行方不明になり、殺されたと推定されている。このような状態が日常茶飯事になるのが、闇の支配者たちが目指している新世界秩序に他ならない。今のところは日本人の最大公約数的な恐怖感は、生きるための費用を稼がなければならないというプレッシャーである。景気の悪化による倒産と失業の増加、テロや原発の危険性などが、その恐怖心に追い討ちをかける。
人は恐怖からの開放を求める。しかし皮肉なことに恐怖からの救い主であるはずの宗教が、実は恐怖の原因になっている。しかも、今日の宗教と科学は、対立しているように見えても実はグルの関係であり、人間の直感を抑制し、死に対する恐怖をあおるのに相乗効果を上げている。宗教家は脅迫する権利が与えられていると思っている。もし信じないならば、地獄の業火に焼かれると説き、他の宗教も大同小異の脅迫を繰り返す。こうして人は恐怖によって沈黙し、心の支配を許してしまう。宗教ほど、人類支配に効果的な手段はないのである。
『この地球を支配する闇権力のパラダイム』中丸 薫
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