加藤のメモ的日記
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| 2009年04月03日(金) |
南極と北極どちらが寒いか |
南極と北極はともに赤道から同じ距離にあり、太陽から離れている距離も同じである。ともに太陽の熱をほとんど受けることがない。ということは単純に考えれば気温は同じであるはず。しかし両者を比べてみるとその気温は違う。北極の冬の平均気温はマイナス40度で、南極はマイナス60度である。北極は夏はプラスになることもあるが、南極の場合最も寒いロシアのボストーク基地では、一番暖かい一月でもマイナス30度以下という寒さである。
この違いは南極が陸地なのに対し、北極が海だからである。陸地は海に比べて数倍も冷えやすく、しかも南極はそのほとんどが数千メートルもある厚い氷で覆われているのでその上空に冷たい高気圧の空気の塊ができるから、ますます冷える。
それに対し、北極は海水が寒さを和らげてくれる上、南のほうから暖流が流れてくるのでさほど冷え込まない。海水の氷結天はマイナス1.9度なので海水の温度はそれ以下にはならない。結局南極が寒いということになる。
『雑学大全』より
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