加藤のメモ的日記
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判決によると、闇サイトで知り合った3被告は07年8月、名古屋市の会社員磯谷利恵さん(当時31才)を車で連れ去り、現金約6万2千円やキャッシュカードなどを奪ったうえ、頭部をハンマーで多数回殴打。首をロープで絞めるなどして窒息死させ、岐阜県瑞浪市の山林に捨てた。
近藤宏子名古屋地裁裁判長は、インターネットで知り合った犯罪集団による極めて悪質性の高い犯行と談じたうえで、「この種の犯罪は凶悪化、巧妙化しやすく危険だ。社会の安全にとって重大な脅威というほかなく、厳罰をもって臨む必要性がまことに高い」として、2被告を死刑とした理由を述べた。
さらに、互いの素性を知らない3被告が、悪知恵を出し合って利用しあったと指摘。「一人では行い得ない凶悪な犯行が可能になる犯罪の危険性が現実化した」と述べた。判決は、計画の立案や殺害の場面での3被告の行為を検討し、果たした役割や刑事責任に違いはないと判断した。
川岸被告を無期懲役と減刑した理由については、「川岸被告の自首が2被告の逮捕に果たした役割はまことに大きく、その後に起こりえた犯罪を阻止した」と評価した。計画性については、3被告が凶器を準備し、通行中の女性を物色して金を奪い、殺害するという犯罪計画を立てていたと指摘した。3被告の弁護側は即日控訴した。
朝日新聞 3月19日
今までは二人殺して死刑だった。一人殺しても懲役10年という判決がほとんどだった。だからヤクザ同士で相手の組長を殺しても10年刑務所に入っていれば、ハクを付けてシャバに帰ることができた。今回の判決は一人殺して犯人が二人死刑になった。被害者は女性で裁判長も女性である。今まで女性が被害を受けても裁判長が男の場合、女性にとっては納得いかない判決が多いという指摘があった。例えば婦女暴行で女性が受けた心の傷は男には計り知れないほど深いといわれる。その傷の深さに対して量刑は軽いといわれていた。二審、三審で男の裁判長がどう判決を下すか気になる。アメリカでは婦女暴行を犯した犯人は間違いなく電気椅子に送られるという。
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