つれづれ日記
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昨夜、早々と小桃と新黒への給餌を済ませパソコンに向っていた午後10時前、ドアホンを忙しなく慣らす音がする。こんな時間に?!とドアスコープから覗くとM浦さんが立っている。
たった今、タニーが「山手スカイウォーク」に現れたので缶詰を食べさせたいから貰いに来たと言う。丁度Y沢さんも来ているらしい。私もすぐ行くことにしてとりあえず缶詰を数個渡す。
更に缶詰8個とカリカリを用意し、デジカメ持参で私も山手へ向う。小桃が私を見つけてまたニャーニャーと追いかけてくる。さっきは山手猫たちの襲来で、いつものようには十分に食べられなかったのだ。小桃を山手側の石垣まで引っ張ったが、ワカメが出てきたのが気に食わないのか小桃はそれ以上、こちらへ来ようとはしない。
仕方なくその場でカリカリを与えるがそれは食べたくないようだ。後で小桃の餌場にもう一度行くことにして山手の餌場に行く。アレッ?人っ子ひとりいない。猫もワカメだけだ。
きっと「山手スカイウォーク」のてっぺんにいるのだろうと見当をつけて上がって行くといたいた。猫たちが缶詰に群がっている。Y沢さんの餌も空っぽだ。そこでタニーの写真を撮る。「山手スカイウォーク」には街灯が点き、タニーの惨めな様子がよく分かった。汚れて痩せてはいるが外傷などはない。
以前と違って抱っこもさせるし、とても甘える。元々、1年前にバニーにくっついて出てきた猫だが、またバニーの側を離れない。1年前はトニーと同じくらいの大きさだったが、今はトニーの半分くらいしかない。
この1月間、一体どこでどうしていたのか?全くの謎だがよほどのことがあったのだろう。我々が知っているのは彼らの24時間のうち、夜のほんの僅かの時間だけだ。ひとまず安心して一同引き上げる。
帰り道、小桃の餌場に行ってみると新黒だけがぽつねんと座っていた。小桃を呼んだが出て来ない。新黒の為に缶詰を開け、与えているといつの間にか小桃が来ている。もう1個、開けるが、CARATの安い缶詰はまずいのか、2匹ともはかどらない。
・・・・・・・・ 一夜明けて今日。 お昼ごろにJ先生から電話がかかってきた。少し前から猫が校舎内に入り込んでいるという報告を受けていたのだが、昨日の朝7時半ごろ、また猫が入り込んでいて素手で捕まえようとした学院関係者が手をひどく噛まれてしまったとのこと。通院もされているらしい。「山手ネコロジー」で治療費を、と申し出ても笑って受取られないとか。
J先生が猫の写真を見せると、どうやらタニーが噛み付いたらしいとのこと。ご本人は大問題にはしていないようだが、このことが他の人々の反猫感情を煽ったりしないかと、J先生は神経を尖らせている。
午後、M浦家に行く事になっていたので、仕事終了後のJ先生にも来てもらい、緊急に対策を講じることにした。どういう経緯でタニーが入り込むことになったのかは分からないがタニーはよほど怖かったのだろう。今後、このような時にはどんな早朝でも深夜でもJ先生や我々「山手ネコロジー」メンバーにまず連絡してもらうことをJ先生から申し入れることにした。
学校なので、やむを得ずいろんなところが開いているのだからこれまでも猫が入り込んで閉じ込められてしまったこともある。そもそも「山手ネコロジー」が結成された直接のキッカケは1年前のある日、コロンが校舎ベランダから出られなくなって一悶着あったことによる。
とにかく何か粗相があればメンバーが駆けつけて清掃その他、誠意を見せることに尽きるだろう。 猫嫌いだった教職員も、「山手ネコロジー」の活動を評価してくれたり、猫そのものにも嫌悪感を抱かなくなってきたなどの良い兆しも見られる。
タニーは、やっと山手に戻って来て、疲れ果てた身体を校舎内の一室で休めていたのかもしれない。彼がそんな破目に陥った原因に思いを馳せてみるが全く分からない。
今日の昼間、M浦さんはタニーがいるかどうか確かめに「山手スカイウォーク」へ来たそうだ。するとてっぺんの人目につくところでバニーとタニーが寄り添って日向ぼっこしていたそうだ。
バニーも2回も前足に怪我を負わされているし、いつも一緒にいたタニーにも何らかの災難が降りかかったことは十分に考えられる。然し、外猫にしている限り、そのような心配事から解放されることはない。そこが辛いところだ。
可愛い可愛い山手猫を貰ってくれる人はおらんかえ?
・・・・・・・・ 今夜は小桃の餌場に午後8時40分に出発。山手猫は1匹も来なかった。小桃と新黒はゆっくりと食事することが出来た。
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