つれづれ日記
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2002年07月12日(金) ユウキの去勢手術完了

昨日、M浦さんが捕獲した「毛玉」は今日、昼間に手術を受けた。麻酔をかけ、毛を剃ったところで、胃の上部に何やら手術痕があると言って院長から電話がかかってきた。M浦さんも昨夜、「毛玉」のお腹を触ってみたところ胸のあたりにしこりのようなものがあったと盛んに言っていた。蚤アレルギーのかさぶたも多数あったようだが、普通、不妊手術は下腹部を少々切開し、傷跡はすぐに分からなくなる。そんなに上部でしこりが残るなんて変だ。

もしかしたら卵巣だけ取ったのかもしれないし、何か別の手術だったのかもしれないが、分からないとのこと。迷った末、できるだけ小さく切ってチェックしてもらうことにした。数時間後、電話してみると卵巣も子宮もなかったとのこと。

M浦さんと話し合う。毎年仔猫を産み続けていた、今春もお腹が大きかったようだ、などなど噂ばかりが一人歩きし、餌ももらえなくなり「山手ネコロジー」を頼って出て来た、早急に手術を!との図式で突っ走ってしまったが、実は、隠れて餌やりをし、不妊手術まで受けさせてくれた「善意の人」がLマンション3〜4号棟にはいたのだ。(例の「昔の餌だけやりおじさん、I氏」ではないことだけははっきりしているようだ。)

「毛玉」には気の毒だったが、Lマンションの猫たちはOKだということが分かり安堵した。同時に正確な情報収集の必要性を痛感する。M浦さんは早速、団地の親しい保健委員が顔が広いというので問い合わせを開始。「野良猫に餌をやるな」とのお触れが回った同団地のこと、肩身狭く餌やりをし、不妊手術までしてくれた人がいる。是非ともお知り合いになって彼女が孤独ではないことを伝えたい。

傷はとっくに治ったが、去勢手術がのびのびになっていた保護猫ユウキも今日、手術を受けた。そして体重も保護時の3kgから4,5kgにまでなり、貧血に苦しむ猫ちゃんに献血してあげたそうだ。勿論、事前に打診あり。ユウキも格安で長期間加療、入院させてもらったのだから他の猫ちゃんのお役に立てて良かった。

Pハイツの管理人さん夫婦が急遽7月15日に転勤してしまうことになった。そこで奥さんが半分内猫として可愛がっていた黒猫母子のことが気になる。今夜、みちよさんとT水さんと3人でお別れの挨拶かたがた、猫たちのことを聞いてみる。奥さんにべったりの母猫は心配そうにウロウロしている。母猫だけでも新しい職場(大和市のマンションの住み込み管理人)に連れていけないか明日、聞いてみるそうだ。

息子猫の方は、もし置いていかれたらT水さんがベランダで給餌するつもりになっているが、そのことは今夜は言わなかった。次の管理人夫婦には、猫嫌いだとはっきり宣言されたそうだ。その母猫クウちゃんはとても艶やかな黒猫で尻尾も真っ直ぐな美猫だ。息子猫チイちゃんもそっくりの美猫だそうだ。ノワールとのあまりの違いに愕然とする。みちよさんはもう涙ぐんでいる。

そんなことで時間が経ってしまい、ノワールの餌場をチェックしに行ったのはもう午後10時をかなり過ぎていた。勿論いないが、まだまだチェックを中止する気にはなれない。


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