つれづれ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年07月11日(木) |
M浦さん、「毛玉」を捕獲する! |
午後8時過ぎ、習慣でフラフラと6号棟前へ行く。ノワールの餌場をチェックするだけだから5分とかからない。戻りかけ、みちよさん宅の前を通りかかると彼女が5階から降りてくる気配がする。彼女も8時頃になるとソワソワしてしまい、つい降りて来てしまうのだそうだ。9時過ぎには「プリンス猫階段」へ行くから、何かあればみちよさんに電話する、と言っておいた。
今日は久々に「山手猫階段」へも行こうと思い、缶詰を11個、開けずに用意する。ノワールの餌場→「プリンス猫階段」へ。コロちゃんはおらず若いカップルが階段上で喋っている。水はきれい。カリカリがトレイに入っている。「新黒」はいない。「山手猫階段」へ向かおうとして、缶切りを忘れたことに気付いた。仕方なく戻り、ノワールの餌場前にコロコロキャリーを置いておく。
家に戻りまた出ようとして玄関に降りたところで電話が鳴った。話していると、みちよさんがやって来た。彼女も9時過ぎに降りて来て「プリンス猫階段」へ行ったそうだが入れ違いになったと思い、うちにやって来たらしい。一緒にノワールの餌場まで行き、そこで別れる。
「山手猫階段」へ直行する。習慣で猫たちは騒いでいたが缶詰を開けるとどうやら満腹のようだ。ポパイ、スミオ、茶々、ゲンキ、ワカメ、パンダ、ハイシロー、花子、白三毛、濃い三毛、タニー、タビーがいる。花子はロクに食べずに松かさで遊んでいる。ハイシローは小柄でスマートだがお腹はぽんぽこりんだ。白三毛のお腹もしっかりしている。濃い三毛が痩せている。タビーも年老いてどんどん小柄になってきたような気がする。
食べ残しを片付けようとすると、猫たちはまた食べ出す。そうこうしているうちに上からM浦さんがやって来た。もう10時を過ぎている筈だ。アニーたち4兄弟には上で給餌してきたそうだが、バニーが従いて来ている。バニーの為にもう1缶開ける。結局8缶開けた。その間にM浦さんは小桃の駐車場へ行く。
小桃はおらず、「新黒」だけがいたので給餌してきたそう。山手の猫たちがすっかり満腹したところへY沢さんの車もやって来た。満腹の猫たちは駆け寄らない。ゲンキンなものだ。Y沢さんを大好きな茶々だけが擦り寄っている。
Y沢さんも去り、小桃の駐車場へもう一度行く。勿論ゲンキが従いて来る。「新黒」だけがまだ待機している。さっきM浦さんがあげた餌はきれいさっぱりなくなっている。まだ物足りないのだろうと缶詰を開けることにする。が、また缶切りを「山手猫階段」の餌場に置いてきたようだ。取りに戻り、まだそこにいたM浦さんと別れる。
缶詰を開け「新黒」に与える。瞳孔が大きく開き本気で威嚇する。ナンジャラホイだ。バカバカしい。「し〜んちゃん!」となだめる。私の後ろからゲンキが「新黒」に向かって唸っている。が、どうやら「新黒」の方が強いようだ。茶々もやって来たが、やはり「新黒」に対して唸るものの、餌を奪い取ったりしない。いつの間にか「新黒」は強くなったようだ。
立ち去り、上の道路から見下ろすと餌を殆ど残して「新黒」が去って行く。そのままではいけないと思い引き返す。一旦去りかかったゲンキと茶々もまたついて来る。「新黒」は少し離れた植え込みでじっとしている。缶詰を片付け始めると茶々が食べに来た。ゲンキは寝そべっている。構うと私の脚で遊び始めた。猫キックする。ゲンキは遊びたくて仕方がないのだが、遊びたくない他の猫たちから嫌われてしまうのだ。木登りも下手だし今では弱い猫になっている。
小桃はいなかったがその駐車場を出たり入ったりしていたのですっかり時間をくってしまった。「プリンス猫階段」へ回ってみたがやはりコロちゃんはいない。どうしたのだろう?いぶかりつつ我が家へ向かうと我が家の前から何やら私に呼びかけながら駆け寄ってくる女性がいる。みちよさんかと思ったら、M浦さんだった。
何と、彼女は私と別れて帰宅する途中で、かねてから不妊手術目的で捕獲したかった「山手ネコロジー」懸案の「毛玉」に出会い、「毛玉」はよほど空腹だったのか、3回しか給餌したことのないM浦さんに駆け寄って来たそうだ。「毛玉」の捕獲については急を要すると今日も話し合ったばかりだった。
そこでM浦さん、カリカリと水を「毛玉」に与え、千載一遇のチャンスとばかり荷物をそこにほったらかしたまま、家に戻りキャリーを手に取って返し、あっけないほど簡単に「毛玉」をキャリーに押し込むことに成功。そこですぐさま我が家に連れて来たところ、私がまだ帰宅していなかったので途方に暮れていたらしい。
家に入り時計を見ると何と11時15分になっていた。が、とにかく犬山動物病院へ電話してみる。ハイシローの手術時に黒猫のメス猫も要手術だと言っておいたが、院長、そのことはもう覚えておらず「ノワールちゃんですか?」と言う。こんな時間だし、少々ムッとしていたがとにかく搬入をOKしてもらい運ぶことになった。
犬山動物病院に着くともう11時半だ。灯りが点いている。歓迎態勢かと思ったらそうではなく、院長は「急患が来るから」とキャリーを受取るとすぐさま診察室のドアを閉めようとする。「手術済みかどうかのチェックをお願いします。」と言うのが精一杯だった。受け入れてもらえただけで上等だ。
院長にはとんだ迷惑だが、我々はバンザ〜イ。これで目下の懸案事項はほぼすべて片付いた。Lマンション3号棟の人からの噂では、まだ2匹くらいあやしいのがいるらしいが、はっきり分かった時点でよいだろう。M浦さん、お手柄だった。
|