つれづれ日記
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2002年07月07日(日) メンバー、準メンバーからの喜びのメールなど

メンバー、準メンバーに「ユウキくんの里親みつかる!」とメールしておいたところ、続々と喜びのメッセージが届いた。(PCをしないM浦さんも、勿論大喜びしている。)
まずM本氏から:
『ユウキくん本当に良かった!!・・・今夜町内会の役員会議があり、メールの返事が遅れてすみませんでした。
今日イトウヨーカドーのパートに行かれてる近所の人に、店の掲示板にポスターを
貼って貰えるか相談してた処です。タウン誌とは思いも寄りませんでした。会議が
終わり9時半に山手へ行きM浦さんとユウキくんの話ばかりしてました。これもS井さんの努力の賜物です。ご苦労様でした。』

S内さんは:
『良かった,良かったと、ほっとしました。
捨てる神あれば、拾う神ありの喩え通りですね!
”すまいる情報”で、ユウキの写真をみて、さすがにS井さんはやる事が早いと感心したのですが、こんな近くに好適な里親さんが見つかるなんてね。
何があって、あんなにやせ衰えるまで誰にも助けてもらえなかったのかしらと思えるほど、痩せこけていましたものね。

ノアールはあれ以来、姿をみせないようですね。
S井さんとみちよさんのノアールへの思いは、本当にほとんど身内に寄せる愛情そのものです。物言わぬ猫であっても、お二人の愛情はしっかり感じていたはずです。
6月25日、車の下に箱ずわりしていました。すぐ口もとにえさをおきましたが、ちらりと見ただけでした。娘を駅まで送って帰ってくると、餌には口をつけていないようでしたので、かがみ込んで餌をもっと口元までよせましたが食べようとしませんでした。その日は、シヤーッと言うこともなくただ静かにそこにいるという感じでした。

外見からは、不幸そのもののように見えるノアールも、暖かい愛に包まれて生涯を生きたのだと思ってください。S井さんたちがいて、そして何人かの彼の暮しに関わった人間が存在したのですから。
彼が、弱った体を押してまでも最後に会いに餌場に姿を現したのは、彼も愛を伝えたかったのだと思いますよ。』

J先生は:
『ユウキに素晴らしい飼い主が見つかって本当に良かった!生徒の1人は「ネコは病気を移すからだめ」と、お母さんに言われ、もう1人は「成績が出るまでお母さんに聞けない」という状態で、心配でしたが、下半身不随のネコをちゃんを飼えた方なら、飼い主として本当に申し分ないですね。お住まいがご近所というのもいいですね!

今週も学院の職員でPハイツ住まいのT橋さんからまたたくさんの餌をもらいました。最初は「うちのネコ食べないから」とおっしゃっていたのですが、買ってきてくれているようです。また、「寄付など募りませんか。」と聞かれました。寄付は大歓迎だといったら、口座番号を教えてほしいと言われたので、きっと、協力してくださると思います。

我が家は病気続き(夫は帯状疱疹、息子は風邪)で連絡が遅れてしまいましたが、金曜日の朝、ポパイはまた黄鼻で、ちょっとまた調子悪そうでした。よく食べていますが、まだかぜが治っていないのかしら?食べてからハイシローに頭たたかれて、一声あげて去って行きました。

猫たちと関係ないことですが、先日、夜中に学院の桜並木付近で痴漢騒動があり、被害届けがだされました。今も警察が張り込み調査を続けているそうですが、時間帯は午前0時前後なので、多分会わないと思います。
ノワールちゃんは、その後現れましたか。』

・・・・・・・・・・・・・・
ノワールは今日も現れないが、↑S内さんがメールに書いてくれているように、全くその通りだと思う。思うが、不憫の塊だった彼のことをあれこれ考えるとみちよさんも私も今はまだ混乱と悲しみから立ち直れない。

今夜も2人して別々の時間帯に探しに行ったりした後、最終的に、階段の隅っこに座りノワールの出現を待ちながら、最後の頃の日々を思い起こし涙にくれる。後悔すればキリがないが、6月25日、朝にはS内さんに最後のご挨拶をし、夜には我々にきっと助けを求めてきたのだった。それから1週間、健気にも姿を見せ続けてくれたが我々はお別れがそんなにも近くに迫っていたことに気付かなかった。食べずに只じっとしていた彼を置き去りにして立ち去っていた。

捕獲して病院に連れて行くことは以前から彼には無理だと決め付けていたせいもあり、只、何とか食べさせようとそればかり考えて焦っていた。

最後の7月2日でさえ、瀕死の状態では全くなかった。トコトコと100メートルも歩き、草むらで伏せたり、ゴミ置き場で鼻をヒクヒクさせ尻尾を振り、初めて愛嬌たっぷりの姿を見せてくれた。

今夜もたまらずその道を辿ってみた。最後にノワールを見たアパートの住人が歩いて来た。何か訊いてみたい衝動に駆られたが我慢した。戻って来る途中、管理事務所前の道路に黒猫が座っているような幻覚が。その少し前にもみちよさんの階段前、5号棟の芝生を黒猫が歩いているような気がして目をこらしたが幻覚のようだった。

みちよさんと2人、悲しい時は悲しもう、と開き直っている。
今日も「プリンス猫階段」で餌を貰いながら、シャーッと吹く「新黒」にノワールの面影がかぶさる。「新黒」の目もかなりの涙目だ。コロちゃんと違って目薬は差せない。が、ノワールの例から学ばねば。懐かないから、怯えるからそっとしておこうなどとは思わずに、必要なら捕獲器ででも捕獲して治療を受けさせよう。

ノワールについてはそんなことをすれば2度と餌場に現れないのではないか、と我々はずーっと危惧していたのだが、そんなことはない。餌は食べたいのだから必ず現れるはずだ。K沼さんが5〜6年前餌やりを始めた頃とは明らかにノワールの態度は違ってきていたはずだ。今ならそう思う。


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