つれづれ日記
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2002年07月05日(金) ノワールを想って1日中涙する

どうして何が悲しいのだか、まだ冷静に分析できないがノワールのことを考えただけで涙がボロボロ出て来る。

「山手ネコロジー」名義のキャッシュカードを受取りに銀行へ出かけた。ダイエーに寄り猫用缶詰を各種、購入する。

帰りには☆☆学院内を通り抜けてみる。正門近くの職員駐車場を覗くと、ポパイがど真ん中で熟睡している。元気なんだ、とホッとする。すると畑側の植え込みからアニーらしい猫が現れて、ポパイの近くで寝そべった。アニーは「山手スカイウォーク」のてっぺんの方にいる猫かと思っていたが、そうでもないようだ。すっかり山手猫になった模様だ。カリカリを持っていなかったので猫たちに気付かれないように立ち去る。

「プリンス猫階段」へ行くと、コロちゃんが車の間のスペースで寝ている。勿論ノワールはいない。そこから6号棟へ向かいながらつい先だっての雨の日、そこでノワールと出合ったことを思い出しまた涙ぐむ。

何だか落ち着かず、一旦帰宅して、ダイエーで買った重い缶詰類を置いて、7月2日(火)の夜、ノワールが辿った道を通り、DIYの「アクト」まで行ってみることにした。テニスコート前の駐車場の隅の雑草が生い茂っているところをチェック。そちらへ行きかけてノワールは戻って来たのだった。

午後8時過ぎに6号棟前をチェックしつつノワールの餌場を通って「プリンス猫階段」へ行く。「新黒」はおらずカリカリはこんもり。コロちゃんが寛いでいた。

小桃の駐車場へ向かうともう道路の端から小桃が出て来てニャーニャー鳴いている。ぐるりと回ってお墓のそばでたっぷりの缶詰を与える。「新黒」はいない。

来た道を逆に辿るが、「プリンス猫階段」には「新黒」はおらず、ノワールの餌場にはノワールはいない。

午後9時半にみちよさんと待ち合わせをしたが、少し前に行く。又「プリンス猫階段」へ行くと今度は「新黒」がいた。あんまり近づくとシャーッ!なんて遠慮がちに吹いている。「新黒」もやはり涙目だ。たっぷりの缶詰を与える。6号棟に戻ってみちよさんと合流する。

彼女も今日はずーっと泣いている。昨夜も胸を詰まらせながら別れたのだった。2日(火)のノワールの初めてづくしの行動が、果たしてお別れに来たのか、助けを求めていたのか2人とも未だに計りかねている。

我々が予想していたノワールとの別れは、弱った素振りは全然見せず、前日までモリモリ食べていたのが、或る日パッタリと来なくなる、というようなものだった。そういうことがこれまで何回があり、最高4日間不在だったことがある。それが1週間経っても1ヶ月経っても2度と現れなくなるとすれば、訝りながらも静かに諦めていったと思う。

それが今回のように、弱りながら、食べられなくなってからも何とか姿を見せ続け、最後にはまるで別猫のように撫でさせてヨロヨロと去って行くなんて考えもしなかった。みちよさんのことを彼なりの愛情表現で誰よりも慕っていた。このところ留守勝ちのみちよさんだったが、最後の10日間はノワールに姿を見せてあげることが出来て良かった。

我々が夜の餌やりを始めて以来、ノワールにすっぽかされることはあっても我々が彼をすっぽかしたことは1度もなかった。(手違いで給餌時間が午後11時を過ぎてしまい、慌てて行って見るとムッとしながらもノワールが待っていたこともあった。)

わざと懐かせる努力をしなかったことや、いろいろ思い起こすと後悔の念が湧いてきたり、2人とも同じように混乱している。

6号棟の階段の隅に腰を降ろし、涙を拭いながらいろいろと話をする。午後11時になり、今日は諦めて引き上げることにする。

今日配布されたタウン紙「週間すまいる情報」に私がメールで投稿しておいたユウキくんの「里親募集」の記事が写真入りで載っている。反応があるといいのだが。


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