日中、雨は止んでいたが湿気がひどい。よく寝ても身体がだるい。お昼すぎ、夫がＳ内さんからのカンパを預かったといって持ち帰ってきた。中には水茎の跡も麗しい達筆のお手紙が入っていて大いに励まされた。この時期、貴重なカンパはとても有り難い。しばし赤字脱却だ。

昨日やっと第２回｢山手ネコロジー｣会合の議事録と会計報告を仕上げた。｢山手ネコロジー｣の口座番号もアップしたし、ＨＰは着々と出来上がりつつある。すると肝心の猫たちの写真館が完成していないのが気にかかり午後中、それにかかりっきりだった。寒いし空腹だったが、区切りがつくまで、と思って我慢した。

殆ど完成した午後７時半ごろ、みちよさんがノワールの餌を持ってやって来た。餌場にはいなかったとのこと。ユウキくんのポスターと、議事録、会計報告をプリントアウトして渡す。ユウキくんの里親探しをみちよさんもとても気にかけてくれている。

そうして８時を過ぎたので、ノワールの餌場に一緒に行ってみるがいない。雨も降っている。念のため、比較的雨のかかりにくい場所に容器を置く。気休めのように３０ｇｒくらいしか入れていない。９時半になったので再びみちよさんと餌場に行く。懐中電灯で照らしてみるとノワールはいないが容器は空になっている。痩せたゴキブリが１匹、縁にへばりついている。ノワールが来て食べたのだ！もっとたくさん入れておいてあげればよかったなあ。

２人で後悔しつつ｢プリンス猫階段｣へ向かう。もしかして車の下にでもノワールがいるかもしれないと思ったのだ。雨がかなり降ってきたのでノワールもコロちゃんもいないが、車止めの上にポリ袋が広げてあり、猫缶があったような形跡が。すると｢新黒｣が現れた。こんな雨の中、出て来るとは思わなかった。

ノワールの為の残りの５０ｇｒがあるので、それを車の下で｢新黒｣にあげる。少ないが、ごちそうなのでいいだろう。それにカリカリなどはもう食べているはずだ。｢新黒｣はのっそりしているようでなかなか生活力旺盛だ。｢山手猫階段｣では山手猫のような顔をし、小桃の駐車場にも現れ、勿論、古巣の｢プリンス猫階段｣にも現れる。ファーシャー言ったりもするがノワールのような惨めさは全くなく、どこかユーモラスでさえある。

さて、ノワールが少しでも食べていることが分かったので安心だ。明日は更に大雨だそうだが、無駄になっても１袋全部あげたい。

大阪のネット猫ともだちが獣医さんから特別食を買って送ってくれるという。ありがたい。ノワール、たくさんの人々に見守られているんだよ。我々を信頼して捕まったらどうなのだ？

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