つれづれ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年06月28日(金) |
ノワール、少し食べる! |
今日は久々に雨が止んだ。外猫たちもホッとしていることだろう。大阪在住のネット猫ともだちが、ノワールの食欲不振を気にしてくれて高齢の飼い猫の例を引きつつ「仔猫用の栄養価の高い離乳食なら少しは食べるかも」とのアドバイスをくれた。そこで、犬山動物病院へ昨日のノワールの写真を添付してメールで相談してみた。すぐにはメールを見てくれていないはずなので電話もして院長に相談する。来院できないのなら市販の仔猫用缶詰を試してみるのも良いかも、とのこと。
そこでみちよさんと閉店間際のDIYに飛び込み、仔猫用の缶詰を探すがない!もっと大型店へ行かないとだめだった。とりあえず口当たりのよさそうなものを2〜3種類買い込む。その足でノワールの餌場に行くがいない。出直すことにしてみちよさん宅の階段前で別れ、歩き出すと車の前にノワールらしい黒猫が寝そべっている!思わず駆け寄ると(突進した形になったのか)黒猫は車の下に引っ込んでしまった。
自宅への階段を上りつつあったみちよさんを呼び戻すが、車の下にもどこにもノワールはいない。幻だったかと訝りつつ解散する。10時前になり再びみちよさんと餌場に向かう。するとやはりみちよさん宅への階段前あたりで突然ノワールが出て来た。そして餌場への階段を足取りも軽くトットコ上がる。柔らかいフードを容器に空けるとピチャピチャ言いながら食べ始めた。
食べるのは遅い方なので懐中電灯を取りに戻る。照らすと紛れもなくノワールだ。暗闇では全くわからないが灯りの中に浮かび上がったノワールの姿は本当に惨めだ。ひとしきり食べるともう入らないようだ。見ると40grくらいは食べている。良かった!鼻をグズグズいわせてくしゃみをし鼻水を派手にあたりに飛ばす。そのはずみに青洟が出て来た。なんだかひところの赤猫キーちゃんのようだ。
身体をしきりに掻く。全身ひどい皮膚病だ。2年前の疥癬とはちょっと違うように見えるがあのころは懐中電灯で照らすなんてことはしなかった。昼間のノワールを見たのも、写真を撮ったり懐中電灯で照らしたりしてノワールの真実の姿を見たのも極く最近のことなのだ。去年くらいまではあんなに黒くふっくら見えていたのに。(S内さんの話ではずい分前から赤茶けていたということだが・・)
みちよさんがティッシュでひげのあたりに軽く触れる。頭に触れた途端、飛び上がって身構える。頭を叩かれたことがあったに違いない。これでは到底保護できない。食べ終わっても以前のようにプイっと行ってしまうことなく、じーっと蹲っている。みちよさんのケータイが鳴り、彼女が立ったり座ったりするのをじーっと見つめている。ノワールは本当にみちよさんが好きなのだ。が、甘える術を知らないし触らせもしない。
このところ毎日、只、側で見守っていてほしい、という風情だがベランダならともかく、そんな通路にいつまでもしゃがんではいられない。仕方なくその場を立ち去る。
家猫が大量に食べ残した缶詰の残りを「プリンス猫階段」へ持っていく。コロちゃんがカリカリを食べているところだった。S内さんらしい人影が階段を上って行くのが見える。たった今、貰ったばかりなのだろう。水もたっぷり入っているが替えておく。「プリンス猫階段」を見下ろすと「新黒」が踊り場にいる。包みを見せると上がって来た。コロちゃんはどこかへ消えてしまい「新黒」はせっせと食べている。
もう一包みあるので、小桃の駐車場へ下から向かう。すぐに小桃がニャーニャー鳴きながら出て来た。お墓の側の餌場に行くとカリカリの残りカスがあった。M浦さんにもらったのだろう。缶詰の入った包みを広げる。山手の猫たちは来なかった。
そのまま立ち去り「プリンス猫階段」を回るがもう猫はいない。ノワールの餌場にはもう彼もいなかった。明日からはまた大雨になるという。口当たりのよさそうなフードをいろいろ取り揃えてみよう。
|