つれづれ日記
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2002年06月25日(火) 今日も朝から晩まで猫まみれ

今朝は9時半に「山手猫階段」でM浦さんと落ち合うが、お目当てのハイシローはいない。プリンスがM浦さんに撫でられていた。朝なので右前足内側の傷もよく見える。かなり良くなっているようだが、一体どうしたのだろう?保護猫ユウキも前足にケンカや交通事故とは思えない傷を負っていた。プリンスも元々はプリンスハイツの猫なのだから、ユウキのようにPハイツ内で負傷したのか?(考えすぎか?)

プリンスに缶詰1缶与えるがもっと欲しがる。カリカリを出すと、そっぽを向き缶詰を寄越せという素振り。諦めさせ、M浦さんを誘って犬山動物病院へユウキの里親募集のポスターを貼ってもらいに行く。院長はポスターの字が小さいと言うので作り直すことにした。J先生の作った「山手ネコロジー」のパンフも渡すと、「協力体制」の欄に、『栄保健所』の名前があり、大貢献の犬山動物病院がないのを院長、目ざとく見つけ「保健所は何かしてくれてるんですか?」と不満そう。こりゃいかん。早速、犬山動物病院の名前を大書しないと。

帰宅すると「プリンス猫階段」の餌やりさん、S内さんから留守電が入っていた。電話してみると、洋服をリサイクル店に売った売上金を「山手ネコロジー」に寄付したいと言う。願ってもない申し出だ。彼女はユウキ(怪我はしていなかったそうだが)のことがすごく気にはなっていたが、物陰で給餌することしか出来なかった、せめて財政的な面でお手伝いしたい、と言ってくれている。有り難い。

1時半に学院内を通って駅前の三井住友銀行に行く。「山手ネコロジー」名義で口座を開くためだ。窓口の行員は上司と相談していたが、OKとなり無事真新しい通帳を手にした。近々公開する。帰りには3時半に学院を通ったが行きも帰りもハイシローには出会わなかった。(J先生からのメールによれば、ハイシローには3回も会ったそう。彼はカリカリをたくさん貰ったそうだ。)

午後8時にみちよさんがやって来て、ノワールがくしゃみをしていて餌を全然食べないという。別のフードを用意しみちよさんと一緒に餌場に行く。飛び出して来て欲しそうにはするのだが鼻を近づけるだけでやはり食べない。そして立ち去るわけでもない。時々舌を出してタメイキを吐くような仕草もする。鼻水も出ているし涙目だ。風邪を引いているのか?じーっとしている。雨は降り続いており、木陰とはいえ容赦なくノワールの被毛に降り注ぐ。

しばらく前からいくら食べても痩せてきており、いつも舌を出している、と言われている。もしかしたら「猫免疫不全」に罹っているのかもしれないと疑っていたがそれでなくとも、もう6〜7歳になっている筈だ。過酷な状況だった「プリンス猫階段」猫としては長生きの部類かも。尤も「プリンス猫階段」猫たちは3年前に殆ど毒殺されてしまい、ノワールはその当時の猫たちの最後の生き残りなのだ。

みちよさんが発泡スチロールの箱を持ってくるというので、私は一旦帰宅する。もう9時を過ぎている。M浦さんに電話するが応答がない。山手猫用のフードの用意をしてコロコロキャリーにポリ袋を被せ引いて行く。ノワールの餌場に近寄ると彼は出て来た。条件反射か?すると向こうからM浦さんがやって来た。ハイシロー用の薬を持っている私が遅いので迎えに来たという。さっきも来たが留守だったので行き違いになったと思って戻ったら来ないので、もう一度やって来たという。

ノワールも私に従いて雨の中を右往左往している。そうこうするうちみちよさんが発泡スチロール箱とダンボール箱を持って現れた。ノワールが入って雨を凌げるようにとの配慮だが、ノワールは入らない。冷たい土の上で香箱を作っている。その場をみちよさんに任せて「山手猫階段」へ行く。

一足先にM浦さんが猫たちに給餌している。私が到着して更に缶詰をどんどん開ける。コロン、濃い三毛、トニーはいないが珍しくタニーが来ていた。プリンスと「新黒」は睨みあっている。Pハイツ内で衝突したことがあったのかも。M浦さんも私も傘は猫たちに被せて自分たちは濡れ鼠だ。私はフードつきのレインコートに防水スプレーをたっぷり吹き付けてきたがM浦さんはずぶ濡れだ。風邪を引かないといいが。

「新黒」も初めて現れた時には、ブサイクな猫だと思ったものだがお互いに見慣れてくると、可愛くなってくる。目を真ん丸にして「もっとチョウダイ・・」と訴えかけるのだ。そうするとついついたくさんあげてしまう。

アニーとバニーは底なしの食欲でいつまでもあるだけ食べ続けている。アニーはもともと、バニーもすっかり甘え猫になった。我々が居ると猫たちも雨の中、なかなか立ち去らないのでいい加減に店仕舞いをしないと。

帰りにはノワールの餌場を覗かず、帰宅してからみちよさんに電話してみた。彼女が見に行ったところ、ダンボール箱に入っていたという。そこで食欲がないのならお湯割りの牛乳を持って行ってやりたいと言う。我が家へ牛乳を取りに来たが、ノワールがおとなしくダンボールに入っているのなら刺激しないことにしようということになった。ダンボールでは雨に弱いので、発泡スチロールの蓋をガムテープで貼り付けに行ったみちよさんからケータイが入り、言うには「ダンボール箱にノワールが入っていると思ったのは、新聞紙だった。そこらへんを探したがノワールはいない。」とのこと。

どこか濡れずにすむところへ避難したのなら、その方が安心だ。ひとまずフードや箱類を片付けることに。もう午後11時半だ。夕食もまだだった。

ノワールの挙動不審は、体調が悪く「助けて!」と言って我々の前を離れなかったように見えたが、かといって決して触らせないノワールのことだ、保護することも出来ない。唯一我々に出来るのは給餌することだけだが全く食べないのでは手の出しようがない。みちよさんも私も混乱してしまっている。

明朝もハイシローへの投薬のため9時半に学院正門前でM浦さんと待ち合わせだ。


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