つれづれ日記
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| 2002年06月22日(土) |
第2回「山手ネコロジー」会合開催 |
今日は午後3時から☆☆学院内、J先生の教室で上記会合が行われた。原則的に土曜日には出席不能のM本氏夫人を除きメンバー5人全員が集まり、賛助会員のS木みちよさんも駆けつけてくれた。(詳細な議事録は追って公開する。)
Y沢さんちのモモちゃんの母猫は小桃、父猫はプリンスであるが、そのプリンスが前足に怪我をしており、カリカリを与えても少ししか食べないと、Y沢さんは心配そうに現れた。ポオも左耳に怪我をしており、一体「山手ネコロジー」の猫たちに何が起こっているのか?猫同士の争い?いや、カラスにやられたのでは?カラスは成猫を襲わないだろう・・などなど百家争鳴。真相は分からない。
ともかく会合を始める。ハイシローが他の猫にいじわるをして顰蹙を買っているというので早急に去勢することになった。学院隣接のマンション住民が以前、餌だけやっていたという大きな黒のメス猫「毛玉」も出来るだけ早く捕獲して不妊手術を受けさせたい。
猫を巡って話は尽きず会合を終えたのはもう5時を回っていた。怪我をしているという猫たちの様子をみようと、J先生、M本氏、M浦さん、私の4人で「山手猫階段」の方へ向かう。ワカメ、タビー、ゲンキ、ハイシローが出て来た。カリカリを与えると適当に食べている。評判の悪いハイシローを撫でる。大丈夫だ。これならすぐ捕獲できそうだ。ワカメは10歳超なのに元気そのもので木登りをしている。細身のハイシローもスイスイ木登りするがゲンキは全くだめだ。
と、そこへ通りかかった老紳士が立ち止まって我々と猫を眺めている。「猫がお好きですか?」と話し掛けてみたら、何と『反対だよ。猫には迷惑している。』とケンカ腰にものを言う。J先生、ムッとして「どんな迷惑?」『餌をやるなら朝昼晩やってるのか?飢えて近隣の我々の家に来てしまう・・』などと支離滅裂。『昔はこの学校の土地もうちの土地だった』と威張りだす。
猫が従いて来るというので、「猫たち、あなたが猫好きなのを知って慕うんですよ」と言ってみると、話に乗ってきて『本当は猫は好きなんだ。抱いて寝てた。・・』と軟化。そこでJ先生が作った「山手ネコロジー」のパンフと今日の会合資料を渡し、「是非、お仲間に」と誘いつつ名前と電話番号を訊く。近くのアスレチック・フィールドのオーナーだという、そのT橋氏は、最初のケンカ腰とは打って変わって機嫌良く帰って行った。
そんなことをしていたのでもう6時を過ぎてしまった。「山手猫階段」で少しカリカリを与え、小桃の駐車場に行く。ゲンキも従いて来た。小桃は枯れ草の上で丸くなって眠っている。カリカリを与える。
ハイシローの捕獲は早い方が良いと思い、犬山動物病院に電話してみると、捕獲できたらこれから連れて来て良いとの返事。そこで一旦M浦さんも私も自宅へ帰り、捕獲態勢を整えて6時50分に「山手猫階段」下で落ち合うことにした。
捕獲器、キャリー、などを揃えて車で「山手猫階段」へ。猫たちは沢山いるがカリカリはもう沢山、という感じで食べない。ハイシローは茶々を攻撃している。捕獲器に魚肉ソーセージをセット。いやしんぼのハイシローが興味津々。蓋のてこの部分は私が手で押さえる。入りかけたハイシローが警戒して出てしまった。が、奥にある魚肉ソーセージは食べたいので入った!すかさず蓋を閉じる。そっと手動で行ったので、恐怖心は与えなかった。
暴れたりすることなく、おとなしい。車の座席に捕獲器ごと置いたときだけ鳴いた。犬山動物病院へ急ぐ。7時を過ぎてしまったのでドアはもう閉まっていたが我々の気配を察してすぐに開けてくれた。院長は旧式の捕獲器を見て笑っている。開ける時にかんぬきを上げるのを忘れて捕獲器を壊さないように、しつこくくれぐれも念を押す。ハイシローは観念しておとなしい。「ハイちゃん!」と声をかけると不満そうな声を上げる。
一昨日、入院猫「ユウキ」の撮影に失敗しているので、もう一度出してもらう。エリザベスカラーを取ると不安に慄いている。M浦さんにだっこされ、しばらくするとゴロゴロ言い始めた。カラーを付けると安心している。何て臆病なんでしょう!
J先生に、ハイシローを捕獲、入院させたことを電話で告げる。もう8時だ。「山手猫階段」に戻る。猫たちは私がいつものように缶詰を出さないので不満そうだ。見渡すと、ポパイが居ない。私がお昼前に学院内を通った時にも居なかった。M本さん宅に電話して、今日ポパイを見かけたか訊いてみたが、見ていないと言う。J先生にも電話する。先生が最後にポパイを見たのは昨日の午後6時ごろだと言う。今朝から一度も見かけていないそうだ。M浦さんが昨夜9時半頃に給餌に来た時にはポパイは既に居なかったという。
いつ通ってもポパイだけは無防備に寝そべっていたのだ。どうしたんだろう?もし交通事故に遭っていたのなら、太郎はすぐ側のゴミ置き場の青いビニールシートの下に置かれていたそうだから、見てくれとJ先生は言う。シートを上げて見たが何もなかった。少しホッとするが、とにかく消えているのだ。今は為す術もない。メンバーのうちの誰かがポパイを見かけたらすぐに連絡し合うことにする。
今日のノワールへの給餌はみちよさんがしてくれた。帰宅後、電話するがお互いに忙しいので用件のみで、後日ゆっくりと積もる猫話をすることにする。
9時過ぎに「プリンス猫階段」へ行く。ノワールと「新黒」が居た。コロちゃんはいない。ノワールは2度目の食事だが、疥癬薬を混ぜる。隣の車の下に「新黒」用のカリカリ入り缶詰を開ける。6時半頃、コロちゃん用に置いたカリカリには小さな蟻がたかっている。水を入れ替え、立ち去る。
今日も猫まみれの一日だった。
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