つれづれ日記
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S木みちよさんが一時戻って来たので、ノワールの給餌をしてくれる。そもそも6号棟でのノワールへの給餌はS木さんの留守を頼まれているのだ。「プリンス猫階段」ではS内さんもM本さんも何年も前から給餌してくれている。コロちゃんもそうだが、気にかけている人々はそれぞれ好きな名前をつけている。
ノワールは大好きなみちよさんが帰って来たのを見ていたのか、彼女が給餌のため6号棟の階段を上がろうとしたところ足元に居たそうだ。そこは明るいので少々目の悪いみちよさんにもはっきりとノワールの被毛の劣化が見て取れたそうだ。何か投薬しなくては。
そんなに喜んだ癖にみちよさんに従いて階段を上がることはせず、う〜んと離れて遠回りして上がったそうだ。そこがまたノワールらしい。昨日は食事中に犬にでも襲われたのか、全く食べていなかった。そこで今日はすごい勢いでガツガツ食べたそうだ。
9時ごろになってから「プリンス猫階段」と小桃の駐車場へ行く。「プリンス猫階段」にはコロちゃんだけしかいなかったが餌場はなかなか賑やかだった。小ぶりのお茶碗には水がたっぷり入っている。カリカリもこんもり。車の下には茹でた肉か魚か、角切りが数個転がっている。陶器の茶碗が投げつけられて割られたりしないか心配だが折角なので様子をみることにした。
コロちゃんをナデナデして持参の缶詰をちょっぴりあげる。手触りは良く汚れている感じはしなかった。食べているコロちゃんを残して小桃の駐車場へ。南入口を入ってすぐ、ジープの下から小桃が鳴きながら出て来た。シーッ!あんまり大きな声で鳴くとゲンキが来るよ。奥のお墓の上のテラスへ行く。水は汚れていた。M浦さんはまだ来ていないようだ。カリカリを混ぜた缶詰をたっぷり与える。
「新黒」は来ず結構餌が余ったので、ちょこっと「山手猫階段」を覗いてみることにした。週末だからいつもより餌やりさんは多い筈だ。「山手猫階段」下の道路には猫は1匹もいない。横断歩道を渡ると「新黒」がこっちへやって来た。きっとM浦さんが中腹の餌場で給餌している最中なのだろう。「新黒」は食べ終わったのか?「山手猫階段」へ行くのは止めて、「新黒」についてくるように仕草で示す。が、ホイホイ従いてくるようなことはなく、姿が見えない。
小桃はもう満腹なのか、食べるのを止めて道路を渡り「山手猫階段」への山へ消えて行った。お墓脇の餌場に行くと、小桃が残した餌を「新黒」が食べていた。ビクビクしているがよく食べるので数回、餌を足す。そっと被毛を触るとすっ飛んだ。すぐ戻って食べ続けたが、警戒心が強くビクビクしている猫こそ手厚く保護したくなる。
「プリンス猫階段」に戻るとコロちゃんは道路のへりに出ていた。危ないので階段上の明るいところに移す。お腹がパンパンだ。触診のように触られるといやなのか引っ掻く。顔回りや背中を撫でられるのは大好きだ。
雨も降っておらず風もなく寒くもない夜の給餌は気が楽だ。猫たちもノビノビしている。
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