つれづれ日記
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| 2002年05月29日(水) |
「プリンス猫階段」にケガ猫現る! |
今日は、駅前への往路、1時半頃、☆☆学院内を通る。「山手猫階段」の中腹にポパイが寝そべっていたが、他の猫は「山手猫階段」にも学院内にも1匹もいなかった。
復路、4時半頃、Lマンション4号棟裏から「山手猫階段」を上り下りする。正門内にスミオが座っており、ポパイに至ってはお腹を見せて無防備に熟睡している。
午後7時半にノワールの餌場に行くが、いない。置き餌をせず8時前に再び行ってみるがやはりいない。「プリンス猫階段」用の餌、水も持参し「プリンス猫階段」へ行ってみた。コロちゃんだけがいて、カリカリもあったが水が汚い。取り替えていると近くで猫の鳴き声がする。
キョロキョロしていると7号棟の方からゲンキに似た柄の中猫が駆け寄って来た。痩せている。ノワール用の容器を置くとニャゴニャゴ言いながら夢中になって食べる。水容器も持ってきて飲ませる。よくよく見ると左上腕部が5センチばかりえぐれたようにケガをしている。肉が見えて傷が生々しい。長いまっすぐな尻尾を上げてみるとオス猫だ。
とても懐っこいが、首輪もしておらず大方、引越しで置き去りにされたのだろう。しばらく思案した後、捕まえて犬山動物病院へ連れて行こうと決心した。が、あいにく今日、水曜日は休診日だ。おまけに夜分だ。とにかく家に取って返して電話してみることにした。その途中、ノワールの餌場に容器を置いておく。
院長は、「その猫、病気を持っていそうですか?」と訊くが、それは私には分からない。とにかく連れて来てもよいと言われたので、キャリーを持って駐車場に車を取りに行く。そこから、「プリンス猫階段」へ回る。ケガ猫の姿は見えないが、ウロウロしていたら植え込みからニャーニャー声がする。近寄って呼ぶと出て来た。軍手を嵌め抱き上げてキャリーに入れようとすると渾身の力で抵抗する。何とか入れて犬山動物病院へ向かう。
M浦さんが餌やりに来ていないかと、「山手猫階段」へ寄ってみるが、いない。猫たちは餌を待っている様子だ。
犬山動物病院では診察室でキャリーの蓋を開けるとケガ猫が飛び出した。棚に上がったのを軍手を嵌めた手で捕まえて下ろす。診察台の上に乗せると白衣の先生が怖いのか、暴れて逃げようとする。先生は指を引っ掻かれてしまった。私は軍手をしているので無事だ。2人がかりでネットを被せる。今日は恐怖の余り暴れてしまったが、本当は懐っこい可愛い猫なのだ。
オス猫なので腕の治療後、去勢、ワクチンもしてもらいたい。痩せてはいても3kgある。ハンサムな猫だが、仔猫ではないのでこの時期、里親を見つけるのは至難の技だろう。一応里親募集を試みるが、貰い手がつかない場合は治療後、元居た場所か、「山手猫階段」に放すしかないだろう。
院長は入院中のモモコを診察室に連れて来た。とても可愛がってくれている。J先生経由の里子話がダメになりそうだと告げると、仔猫を欲しがっている人がいると言う。然し、その人はミルクから育てたいなどと言っているそうだ。そんなたわけた希望は是非砕いてもらって、モモコをもらってくれるようなんとか説得してもらいたいものだ。
犬山動物病院の帰りに又、「山手猫階段」へ車を回してみたがやはりM浦さんはおらず猫たちも待っている様子だ。9時だった。
缶詰を5個分用意して家を出る。1時間強、放置しておいたノワールの餌容器は手付かずでそのままだ。蟻もゴキブリも入っていない。その容器も持って「山手猫階段」に向かう。
途中、小桃が出て来て甘える。土曜日から姿が見えないと昨日、M浦さんが盛んに心配していたばかりだった。ノワールの餌容器をそこに置くと小桃が早速食べ始めた。そのままにして「山手猫階段」へ急ぐ。
Y沢さんの車があり、Y沢さんが猫たちに囲まれていた。M浦さんも来ていて、コロンを捜して学院内に入って行ったとのこと。ケガ猫のことをY沢さんに話しているとM浦さんが戻って来た。もう餌やりは済んだというが、猫たちまだまだ缶詰なら食べたい様子だ。缶詰を出すと案の定、あっという間に平らげた。
コロンも出て来たが、痩せている。食欲もさほどではないが、生徒たちにも可愛がられているというからそんなに心配しなくてもいいのではないか。
小桃は既に「山手猫階段」で給餌され、Pハイツの方に行った模様だ。そこへ私が通りかかって更に給餌したという次第。M浦さんが、その場所を見たいというので案内する。小桃はまだ居た。ゲンキが従いてきて小桃を追いまわし始めた。挙げ句に車の往来の激しい道路の真ん中に寝そべる。我々が揃ってこっちに来てはダメだな。M浦さんはゲンキを抱きかかえて「山手猫階段」へ戻る。
今日も猫まみれの長〜い夜が終った。
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