++るうの独り言++
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2002年01月18日(金) 狂牛病

イギリスが「きょうぎゅーびょーに日本も気をつけなー」ってせっかく忠告してくれたのに、
「へん、うちはぜ〜ったいだいじょぶだいっ!」ってタンカきってしまったのは、たしかにそう言った奴の責任だろうし、またそんなこと言わせて黙ってた周辺の責任でもあろう。
(「ほらね、だからあの時忠告をきいとけばよかったんだよ〜」なんてしたり顔でいうやつもいるんだが、それはずるい。なんでそのとき声を大にしていわなかったんだ。いまごろそんなこといってるのも同罪。)

んで、やっぱりきょーぎゅーびょーが日本でも発生してしまい、
最初の勢いはどこへやら、真っ青になっておろおろおろ、
その慌てぶりはおそまつこの上なかった。

んで、そうなったら今度は、EU諸国より厳しい基準で牛肉を検査。
おそらく何年か後には、「日本の牛肉は世界一安全」ということになるだろう。

どーも極端だな。
いいんだけどさ。

ま、「だいじょぶだい!」といいきったんだから、そうでなかったためにあらるところに迷惑をかけた責任はきちっととるべし。それはそれでよし。

さて。
ということで今市場に出回っている牛肉は、今までと安全性は変わらないはず。むしろ前よりずっと安心になったかもしれぬ。
それなのに、
「牛肉は買わない。気持ち悪い。なにかあったらいや!」
と、拒否を公言する者が多い。
「早く牛肉たべたいんだけどね〜」とか言う者もいた。

・・・食えばいいじゃんか。

お上に対する怒りなんだそうな。抗議なんだそうな。

違うね。
私は、「厚労省や国に抗議!」などという一見正当めいた大義名分を掲げて、
実は、自分と同じ立場にいるはずの生産者をいじめているような気がしてならない。
非常に陰湿な生産者いじめだね。

生産もしない、加工に携わることもしない
口だけあけてまってるような我々である。
その我々には、せめて「口に入るものを真剣に検討/選択する」という責任はなかったのか?
その責任は棚上げしといて、なにを偉そうにいってる?

本当の被害者はだれなのか。

今後は「厚生労働省」など関係諸機関のやることをしっかりみはりつつ、
生産者が責任をもって市場に出した牛肉は今までと同様に食うのが本筋じゃないのかね。

「牛肉、気持ち悪くてたべられないー」
ってのは、もう今にいたっては
「お魚の目が気もち悪くてたべられないー」
「ナスってふにふにしてて気持ち悪くてたべられないー」
ってのと、ほとんど同レベルだな。
いわんや、偉そうにまるで正義のヒーローをきどるかのように
「早く安全な牛肉がたべたいですよ」
なんて公言する奴はいっちゃん信用できない。
そして、ここぞとばかりにベジタリアンを誇る奴も信用できない。

もう生産者に、牛肉を捨てさせるようなことをさせてはならないと思う。
・・・牛だって、「ゴミ」になるために生まれてきたんじゃないはずだ(怒)




◆昔の今日の記事


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