初日 最新 目次 MAIL HOME


読書・映画・旅ノート(毎日更新目指す)
くま
MAIL
HOME

My追加

2005年05月23日(月)
98映画ノートから「世界中がアイ・ラブ・ユー」

98.2.1.       シネマクレール
「世界中がアイ・ラブ・ユー」
ウディ・アレン監督・脚本・助演 ディック・ハイマン音楽
アラン・アルダ継父、ドリュー・バリモア長女、ルーカス・ハーフ長男、ゴールデン・ホーン母、ギャビィ・ホフマン妹、ナターシャ・リオンDJ、エドワード・ノートン婚約者、ナタリー・ポートマン妹、ジュリア・ロバーツ恋人、ティム・ロス元囚人、
 終わって明るくなってみんなが帰ろうかと席を立つ。その時のみんなの顔はみんな晴れ晴れした笑顔だ。質のいいミュージカルコメディを観させてもらった。街の人が突然歌い出し、踊り出す。NYの姿と顔のままで。『エブリワン・セズ・アイラブユー』『アイム・スルー・ウイズ・ラブ』…。エドワド・ノートンの歌のたどたどしいこと、しかしそれが人のいい婚約者の内面まで描いてるようで、すっかりウディの術中にはまっている。祖父の幽霊が仲間の幽霊とともに歌い、踊る。「誕生日ごとに月日が過ぎていく。気がつけば、すでに中年だ。楽しまなかったと後悔しても遅い。希望を抱いて楽しく生きよう。」『エンジョイ・ユアセルフ』思わず隣の美女の顔を見た。
 これはまるでNYの『男はつらいよ』だ。しかし、この映画のよさは、中年にならないと分かりずらいかもしれない。人生の悲哀がそこにあるからだ。日本のそれのように人間の善意を肯定してはいない。しかし、前の作品ぐらいから、ウディは若い女性の恋の指南役、恋の語り部を始めたみたいだ。よって若い人にうけるような物語になりつつある。そこらも寅さんとにている。柴又とNYの幸せの求め方は違うが、どちらも幸せを求めている点では同じであり、どちらも普通の庶民を描いている点では同じなのである。癖になりそうだ。

《現在の感想》
これミュージカルだったんですね。全然そんな印象はなかった。むしろ、ウッディ・アレンの「しゃべり」に感心して、ずいぶんといい気持ちで映画館を出た記憶がある。
バリモア、ノートン、ポートマン、その当時まだあまり注目されていなかった役者を起用するあたりはプロデューサーとしてもすごいものがある。
寅さん亡き後、ウッディ・アレンを毎年の好例映画にしようとしたみたいだ。しかしそのことは、二つの理由で挫折する。ひとつは、次の年こそアレンは映画を作ったものの、その後作品を作らなかったためであ。もうひとつは、やはり、アレンの持つ「幸せ感」はやはり都会人の持つそれであり、私には合わなかったみたいである。
でも彼はまた最近新作を作ったみたいだ。早く岡山に来ないかなあ。