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| 2005年05月21日(土) ■ |
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| 98映画ノートから「GAMA月桃の花」 |
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98.1.17. オルガ 「G A M A 月 挑 の 花」 大澤 豊監督 朝霧舞 沖田浩之 途中から絶える事なく涙が出てきて、こういう体験は初めてだった。今まで、沖縄旅行で読んで聞いてきた体験と、何度か観た10フィート運動のフィルムが結びつき、想像していた以上の沖縄戦の悲劇が浮かび上がった。アメリカ軍が撮ったフィルム、焼き払うとうもろこし畑、爆弾を投げ入れるガマ(馬乗り作戦)、雨のような艦砲…その下に今まで影像では観たことない沖縄の人々がどうしていたか、どうなっていたか、観てしまうことの凄さ。最初、宮里キクと和子だけは生き残ったのだなと思っていたが、和子の鳴き声を止めるために思わず窒息死させていたというラスト近くの「事実」。 丸でウソのようなことばかりが描かれているが、実は事実より若干甘い影像であることを私たちは知っている。演技が若干素人臭いことはこの際どうでもいい。本物の役者は極力押さえ、沖縄の顔と方言を使い切った。そのことが非常な「力」となる映画だった。
《現在の感想》 こんなに泣いた映画はその後10年間あまり覚えがない。たぶん一番ないたのだろう。「ちゅらさん」で有名になった、「おばあ」の女優ももちろん出ている。と言うか彼女は沖縄一の女優なので、本土で公開されるこの手の作品に出ていないはずがないのではあった。 感想に書いているように、この作品に感動するためには事前に沖縄に行っておく必要があると思う。しかも、生存者の体験を聞き、沖縄祈念館で二時間ほど、体験者の手記を読み、「安保の見える丘」で、思いやり予算で次々と建ててられた施設を観たあとでなら、大きな感動を呼ぶだろうとおもう。 要は、映像の下に隠されたものを見ることのできる「想像力」の問題である。 ビデオで出回っているのを観たことがない。できればリクエストしてでも見ることをお勧めする。
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