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2005年05月06日(金)
映画「夏の庭」について(9)

昨日、わたしのPCを探検していたら、
某映画掲示板に載せたこういう文章が見つかりました。
どうやら01年9月の台風の日に
相米慎二監督は亡くなられたみたいです。
「台風クラブ」という出世作にしろ、この「夏の庭」にしろ、
よくよく台風とは縁のあるお方みたいだったようです。

発言日時: 01/09/15 10:26
RE:相米慎二監督逝去(3782/3782)

昨日旅行から帰ってきまして、この悲報を初めて知りました。
相米慎二監督作品はほとんど見てないのですが、
「夏の庭」は忘れることができない作品です。
阪神大震災前の神戸・須磨が舞台で、
三国連太郎演じる老人がもうすぐ死にそうだというので、
「人の死ぬところを見てみたい」という中学生三人組が、
老人を付けまわすという物語です。
その数年後に起きた神戸の少年の
「人を殺してみたい」殺人事件。
その後の同様な事件。
彼らにこの映画を見せていたらと真剣に思いました。

相米監督は数年後自ら死ぬというな何らかの予感が
あったのでしょうか。
合掌。


ここに書いてあるように、
酒鬼薔薇の少年が万が一この映画を見たなら、
あの悲劇は避けることが出来たのではないかと今でも思っています。
あるいは最近、「人を殺してみたかった」といって
ハンマーで幼児に重傷を負わせた少年にも。

実はこの映画のラストは、
死んだ蝶を庭の井戸に投げ込んだら生き返って飛んで行った、
というものでした。
私はあまり好きな映像ではなかったのですが、
人によるとそこが素晴らしかったと、
どこかの掲示板にありました。

以上でこの連載終わり。