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| 2005年02月18日(金) ■ |
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| 「創竜伝4四兄弟脱出行」 田中芳樹 |
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「創竜伝4四兄弟脱出行」講談社文庫 田中芳樹 4巻目に至りついに最後の竜、始君、東海青竜王が発動する。話も行きつく所まで行った感がする。ほとんど第三次世界大戦勃発寸前まで行くのであるから。これでどうやって12巻まで話を続けるのか、少し不安になってきた。
ここまではいわば「人界」の章で、人間世界がいかに腐敗しているかを、大きな誇張を含みながらも鋭く描いてきた。私はもちろん、エンターテイメント小説として、始君頑張れとか、続君冷静にとか、終君やっちゃえとか、余君実は期待しているよとか、茉理ちゃんけなげだ〜とかキャラクターも応援してきたのではあるが、この社会批判も大いに楽しんだのであった。なんだかこのまま神界に行ってしまいそうでこわい。楽しみが減ってしまう。まあ、ここまで来た以上、最後まで付きあう所存ではあります。
ところでこの本の初版が出たのが89年4月。その年の秋にはベルリンの壁が崩壊して、やがて「ソ連」も無くなる。バブルも崩壊する。それがどのようにこのシリーズに反映するか、楽しみではある。
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